オーストラリアンフットボールの魅力を描いた豪・通信会社

推定競技人口が約50万人いるオーストラリアの人気スポーツ、オーストラリアンフットボール(以下フットボール)は1チーム18人で戦うラグビーのような激しい競技です。地元オーストラリアの企業はもちろん、コカ・コーラをはじめとしたグローバル企業やトヨタ自動車、マツダ、リコーなどの日本企業もスポンサーになっており、毎年フットボールリーグ(以下AFL)の決勝戦には約10万人集まることからもその熱量の高さが伺えます。そんなAFLのスポンサーを務める大手通信会社Telstraは、オーストラリア人のフットボール愛を描くことでいかに自社が地域に根ざした企業であるかをアピールしたブランディング動画を公開しました。

“This is Footy Country(ここはフットボールの国だ)”というシンプルすぎるタイトルの動画では、とあるチームが遠征中にバスが故障し、試合に出られないことを妙齢の女性に報告するシーンではじまります。その女性はなんとか試合に出場できるよう、近所の知り合いや昔からの友人に声をかけてまわることで即席チームを作り上げます。

無事会場に辿り着き、試合自体は成立したものの結果はさんさんたるものだった……というオチとともに動画は幕を下ろします。まるで冒険映画のように少しずつ仲間が集まっていく過程や、突然誘われたにもかかわらず試合に参加しようと決意する人々の様子から、いかに熱量の高いスポーツであるかを描きつつ、Telstraはそんなファンたちを応援する存在であることをユーモアたっぷりに訴求しました。

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