デジタルサイネージ一体型自動ドアの実証実験開始 はたして大学生の反響は?

LEDウォールやLCDモニター、プロジェクションなどのディスプレイ技術を用いて、ウェブページや動画、道案内、レストランのメニュー、マーケティングメッセージ、デジタル画像などを鮮やかに表示するデジタルサイネージ。顧客体験の向上、ディスプレイコストの削減、ショッピングモールやスーパーマーケットの増加もあり、デジタルサイネージを利用したキャンペーンや商品、割引などの表示といった需要は高まり続けています。

そんな状況を受けて、世界のデジタルサイネージ市場は、2021年から2027年の予測期間において、11.2%以上の健全な成長率が見込まれています(※1)。

そんななか、デジタルサイネージ一体型自動ドアの実証実験を早稲田大学生協ライフセンター入口(17号館1階)において開始するという発表がありました。大学施設における実証実験は今回が初めてのことで、食堂・購買施設の商品情報や就職活動に関連した企業広告などを掲出することで、大学生をターゲットとした広告媒体としての有効性を検証する予定です。

今回の実証実験を発表したナブテスコは、独創的なモーションコントロール技術で生産現場の自動化や陸海空の安全・安心・快適な移動を支える機械コンポーネントメーカー。

今回の実証実験の結果をふまえ、広告の企画・販売機能を整備するとともに、独自の自動ドアセンサーを活用した通行人のデータ解析機能等の拡充により、施設オーナーや広告オーナーにとって自動ドアによる付加価値の高い広告事業の実現を目指していくとしています。

デジタルサイネージ自体は珍しいものではなくなりましたが、大学という出入りする人が限定される場所での実証実験はとてもおもしろい試みです。目に触れる人の興味を引く内容を絞り込みやすい場所でのデジタルサイネージの広告効果は、今後のデジタルサイネージの活用にも影響を及ぼしそうです。

・※1出典元:世界のデジタルサイネージ市場は、2027年まで年平均成長率11.2%で成長する見込み

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