ケチャップメーカーが高い撥水性の“伝統衣装”を開発した理由

ケチャップをはじめとしたさまざまな調味料を展開する食品会社・ハインツは、汚れてしまっても水洗いですぐに綺麗にできる高い撥水性を備えた中東諸国の伝統衣装・トーブを制作しました。

主に白や淡い色の生地で作られることの多い伝統衣装は、長い間ケチャップなどの汚れが目立つ食品を敬遠する要因になっていたことに基づき、「誰もが思う存分食事を楽しめるように」というハインツの願いが込められています。

 

施策の概要を説明した動画は「トーブを着ながら食事をするのって怖いですよね」というナレーションで始まり、限定トーブの商品名“The Unstainable Thobe(シミの付かないトーブ)”が画面に映し出され、「汚れを気にせず食事に集中するために作られた世界初のトーブです」と解説が続きます。

豪快にケチャップをかけても、ハンバーガーに思いきりかじりついても、フライドポテトを好きなだけ食べても、高い撥水性を誇るトーブであれば水を流すだけで簡単に汚れを落とせます。

世界中で自社商品を展開するグローバルメーカーならではの視点で中東市場のユーザーニーズを捉え、文化レベルでの理解を示すことで根本的な課題への解決策を示しつつ、しっかりと商品と結びつけることができた事例となりました。

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