「私たちの声を聞いて」ジェンダーに基づく暴力を周知する“死者からの言葉”
11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に合わせ、イスラエルのクリエイティブエージェンシー・DIBOORが2021年に“夫やパートナーに殺害された実在の女性たち”をAIを駆使した映像技術により蘇らせた啓発動画を公開しました。
AI start-up @D_ID_ marks the International Day for the Elimination of Violence Against Women with a chilling, uncanny video of real Israeli women killed this year by the men in their lives, speaking from the grave, begging you to save your own life.
𝗠𝘂𝘀𝘁 𝘀𝗲𝗲. pic.twitter.com/yK6VZssdhu— Noga Tarnopolsky (@NTarnopolsky) November 24, 2021
映像に登場する5人の女性はみな「私はミハエル・セラでした」「私はエスター・バルハニでした」と、自分のことを過去形で話していきますが、過去形の理由は彼女たち全員がすでにこの世を去っているから。映像は女性たちそれぞれの生前の写真に加工を施し、俳優による吹き替え音声とともに合成したものなのです。
「夫に殺されたとき、私は妊娠中でした」「10年連れ添った夫に銃で撃たれました」――自身の悲惨な経験を語りながら、女性たちは訴えます。
DIBOORによると、ジェンダーに基づく暴力は身体的な行為だけではなく、映像の女性たちが体験したような精神的な虐待も含まれるといい、最悪の事態を防ぐために、同社は思い当たることがあればすぐにアクションを起こすよう人々に呼びかけました。
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