不気味な一軒家の写真でDVの撲滅を訴えた、メキシコの啓発ビジュアル

社会からの暴力根絶を訴えるメキシコのNPO・Non Violenceが、不気味な一軒家の写真で家庭内暴力(以下、DV)が大幅に増えた悲惨な現状を訴えるビジュアル広告を公開しました。

いずれのビジュアルも一軒家を外から眺めている構成となっており、窓には不穏な人影が写っています。ビジュアル中央には”For many, a home sweet home, became a frightening home(多くの人にとって、自慢の我が家が恐怖に満ち溢れた家に変わってしまった)というフレーズが書かれており、右下では外出自粛期間中に世界中でDV被害に合った女性と子どもの数が243万人に上ったことを報告しています。

また、”Many families live more horror inside than outside(多くの家族にとって、家の外より家の中の方が恐ろしい場所である)”と書かれたものでは、自粛期間中のDVに関連する通報件数が35%増えたことを。”The only safe place became the worst place(唯一の安心できる場所が、最悪の場所になってしまった)”と書かれたバージョンでは、発覚したDV件数は例年と比べ300%増えたことを報告しています。

家庭という他人の目が届きづらい環境で起きる暴力だからこそ、まわりの目が何よりも大切ということを視覚と数字で表現しました。

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