保険業界の慣習はもはや博物館の展示物レベル? 技術の進歩を訴求したカナダの業界団体のPR動画
カナダの住宅保険会社、自動車保険会社、およびビジネス保険会社を代表する業界団体IBCは、保険業界における技術革新とオンライン手続きをPRする目的で、”Museum of Outdated Technology(古い技術の博物館)”という架空の博物館を舞台に紙での取引を過去のものとして紹介する動画を公開しました。
「古い技術の博物館に来るのが大好きなの」とカメラ目線で語る主人公の女性が「ここはとにかく懐かしさに溢れていて……」とかけます。
今となっては懐かしい形の電話に向かって「ごめんちょっと聞き取りづらいかも、今80年代に来てて」と笑って、カセットテープの再生機器で楽しく遊ぶ様子が映されます。
そのなかでも一際目を引く”Insurance(保険)”と書かれたディスプレイへと入り込んでいく女性。「何もかもが時代とともに変わっていくのを見るのが大好きなの。あ、何もかもがというのは嘘ね。ここのブースは完全に時代遅れなの。政府は保険会社にもっと個人個人に合った保険をオンラインで選ばせるべきだよね」と言いながらデスクに山積みになった書類を呆れた表情で見ています。
最後は「紙は減らして、選択肢は増やして、自分は保証されているんだという安心感をいつでも感じることができないと。いい加減このよくわからない業界ルールを変えていかなくちゃね」というセリフで終わる本動画は、電話やカセット、タイプライターなどの最新ではない技術と横並びにすることで保険業界の古い慣習への問題提起を行っています。
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