南米NGOが性暴力の危険性を訴えた、子どもたちへ魔の手が伸びるプリント広告

南米グアテマラで青少年の保護を目的とするNGO・El Refugio de La Niñezと、UNICEFが共同で企画した、一見何の変哲もないような家族の風景であっても、性犯罪の危険性が潜んでいるというメッセージを伝えるためのUnexpected Hands(訳:予期せぬ魔の手)というプリント広告が公開されました。

2つの異なるバージョンが公開されたキャンペーンは、どちらも一見すると微笑ましい家族の集合写真であるかのように見えます。でも、よく見るとそれぞれの写真において幼い子どもの腰回りや腹部には登場人数から計算が合わない数の大人の手が伸びていることがわかります。

まるで心霊写真のような構図で企画されたこのプリントキャンペーンは、それぞれ右上に”Sexual abuse can come from who you least expect it”(訳:性暴力は予期せぬ人から受けてしまう可能性があります)というメッセージが。子どもに忍び寄る魔の手は必ずしも外部からではないということを伝えています。

El Refugio de La Niñezでは今回のキャンペーンのような啓発・予防活動以外にも、性的暴行によって引き起こされてしまったPTSD(心的外傷後ストレス障害)のカウンセリングも実施しており、すべての青少年の健全な人生を応援する活動を推進しています。

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https://predge.jp/search/post?genre=24

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