「ワクチンをぜいたく品にしてはならない」ユニセフが逆説的に訴える

アメリカやヨーロッパなどではすでに接種が始まっている新型コロナウイルスのワクチンですが、現在その恩恵を受けているのは一部の富裕国にとどまっており、貧困国や難民といった弱い立場にある国や人びとには行き渡っていません。

この状況に対し異議を唱え、ワクチンは富裕層だけのものではなく公平な分配を、というメッセージを発信したのがノルウェーのユニセフです。

きらびやかなジュエリー、深紅のファッションを身にまとった女性が手に持った小瓶。まるでハイブランドの香水の広告にも見えますが、瓶には「COVID-19(新型コロナウイルス)」と書かれたラベルが貼られています。そして下の方には、「Don’t let the vaccine become a luxury(ワクチンをぜいたく品にしてはならない)」というキャッチコピーが。

そう、ワクチンをあえて高級品のように見せることで、ワクチンはお金持ちだけが手にできる物ではなく、全ての人が平等にアクセスできるようにするべきなのだ、ということを逆説的に訴えているのです。

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