“危険”は外だけじゃない。コロナの陰で急増する児童虐待を訴える、国際NGOの啓発ポスター

Case: Danger is not only outside

子どもたちの人権保護活動を行う国際NGO・Save the Childrenがメキシコで展開した啓発キャンペーンをご紹介。

新型コロナウイルス(COVID-19)によるロックダウン(都市封鎖)期間中、家庭内における児童虐待の報告件数が118%も増加したことを踏まえ、「危険なのは、外だけじゃない」と、家庭内に隠蔽された子どもへの虐待の存在を訴えるポスターを製作したのです。

暗い室内で後ろから手で口をふさがれ、怯えた表情の子ども。声を発しようとしても、それは外の大人たちに届きません。

Danger is not only outside

ポスターの下部には、こう記されています。

危険なのは、外だけじゃない。
COVID-19によるロックダウン中、10人中6人もの子供が虐待に苦しめられていたことがわかりました。
請願書にサインし、コロナが作り出した「もうひとつのパンデミック」と戦いましょう。

Danger is not only outside

外の世界でコロナが猛威を振るういっぽう、人々が留まる家のなかでは「虐待のパンデミック」が起きている──。衝撃的な現実を突きつけ、大人の目の届かない場所で苦しむ子どもたちに救いの手を呼びかける、緊迫感にあふれた啓発キャンペーンでした。

(via Ads of the World)

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