危険なタックルを安全に。フランスの保険会社が制作したラグビー専用ゼッケン

フランスの保険会社GMFは、ラグビーにおいて最も危険なプレーが多いとされているタックルを、すこしでも安全性を高める啓蒙のため、フランスラグビー連盟と専用のゼッケンを共同開発しました。

The Tackling Bib(訳:タックル用のゼッケン)と名付けられた商品は、腰周りにオレンジと赤を配色することでタックラーの選手にはどれくらいの低さでタックルに入り、どこに頭を当てればいいかがわかるというもので、安全な位置が色分けされた専用ゼッケンを着ることで選手を想定外の怪我から守るよう設計されています。

商品の発表に合わせて公開された動画では、「このゼッケンはあなたのスタイルをよく見せるわけでもなく、あなたを強くするわけでもなく、あなたの足を速くするわけでもありません。その代わり、あなた自身とあなたの対戦相手を危険から守ってくれるための目印を与えてくれます」と、商品特長をストレートに表現しています。

危険を予防する保険会社ならではの、そして、ラグビー強豪国のフランスだからこその本取り組みには、プレー技術の向上よりも安全の優先を呼びかけ、一人でも多くの選手が怪我に苦しむことのないようにという想いが込められています。

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