まだ道路で消耗してるの? 渋滞ドライバーをこれでもかと煽るフランス国鉄の“渋滞広告”

Case: Traffic Jam

フランス国営鉄道が運営する「鉄道版LCC」、TGV Ouigoが製作したユニークな屋外広告をご紹介。

高速で低価格な移動が鉄道で実現することを強調するため、渋滞のはげしい高速道路を走るトラックに自社の巨大なポスターを掲げたのです。

「ナンバープレートゲーム（4ケタのナンバープレートの数字を足して10にするゲーム）、楽しいですよね。5分間だけ。」

「走れば走るほど、走行距離に愛着がわきますよね。ところでその走行距離、あなたに何かしてくれましたか？」

「私たちの鉄道では、長くても2時間おきには駅に停まります。」

「道路ではご安全に！ 何より大事なのは…忍耐！」

TGV Ouigoの「イジり」がこれだけにとどまりません。スマートフォン用のナビゲーションアプリにまで、メッセージ広告を表示しました。

「明日から時間通りに着きませんか？」

「はいはい。行きますよ。あーあ。」

「まだ道路で消耗してるの？」

ただでさえ渋滞でイライラするドライバーを、これでもかと煽りまくる文言の数々。TGV Ouigoが提供する「速さ・快適さ」からもっとも遠い人々を“狙いうち”することで、相対的に鉄道の便利さを印象づけるという、なんともシビれる広告でした。

(via Adeevee)