ロックダウン中に生まれた“窓から見た景色”のポストカード

Case:Greetings from Lockdown

新型コロナ禍のロックダウン中に生まれたクリエイティブな作品をご紹介。

手がけたのは、シカゴのクリエイティブエージェンシー・FCB Chicagoで働くロビン・フロストとビクトリア・ロッセリ。2人は、世界中の景色が楽しめるポストカード“Greetings from Lockdown”の発案者です。

きっかけは、ロックダウンでした。友人だった2人は、会えない日々が続く中、部屋から見た風景の写真を送り合い始めたそう。フロストは、自身が住んでいるシカゴの高層マンションからダウンタウンの様子を送り、ロッセリはフロリダの実家から犬が庭で遊んでいる様子を送ったといいます。

そんななか、窓から見た景色をクラシックなポストカードにすることを思いついたそうです。

また、2人はアムステルダムやバンクーバー、ロンドン、ニューヨークシティなど、世界中にいる友人に窓から見える写真を送ってもらうよう依頼。都市や州の特徴を捉えながらそれぞれの写真を編集・加工し、ポストカードに生まれ変わらせました。

たとえば、アムステルダムのポストカードの書体は運河が流れる様子からデザインし、ロサンゼルスはタブロイドの見出しからヒントを得たといいます。

さらに、2人はTwitterにスレッドを作成して世界中の人々へ呼びかけました。

ペルー、ホノルル、スイス、エジンバラ、バルセロナ、サンパウロなど遠方の人々から多くの写真が届き、今後随時ポストカードにしていくといいます。

ロックダウンで観光産業や航空産業がストップし旅行ができないなか、心を癒してくれるクリエイティブでした。

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