女性は年間1300ドル損してる!米美容サロンによる“ピンクタックス”をなくす取り組み『#AxThePinkTax』

Case: #AxThePinkTax

以前『女性客だけ値段が高い理由とは?米バーガーキングが“ピンクタックス問題”を提起』の記事でもお伝えしましたが、近年アメリカでは『Pink Tax』と呼ばれる問題が認知されてきています。

これは同じような商品(例えばシェーバーやシャンプーなど)でも、女性向けの商品の方が男性向けの物よりも値段が高いという事実を表した言葉で、平均すると女性は男性よりも年間1,300ドル以上も多く支払っているのだとか。

このような性別による価格差について広く周知するため、アメリカ全土に892店舗を構えるワックス脱毛専門サロン・European Wax Centerは『#AxThePinkTax』というプロジェクトを立ち上げました。

同社がオープンした特設サイトでは、ダウンロード可能な広告素材や、自分の生年月日を入力して、女性であるというだけで今までどれだけ余分に支払ってきたかを計算するフォームなどのコンテンツを用意し、ユーザーにSNSでシェアするよう促しています。

またこのキャンペーンのローンチを記念し、European Wax Centerでは4月いっぱい施術料金の割引を行っているほか、ピンクタックスを実施していないビジネスオーナーに対してはそれを証明するステッカーを配布するなど、デジタルとアナログの両方からアプローチ。

ピンクタックスにまつわる事実を理解し、撤廃するためのアクションをともに起こしていこうと呼び掛けた取り組みでした。

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