ポーランドがん患者支援団体 “寄付を促進するためのビール”を発売
Case: Good Beer
ポーランドのがん患者支援団体・Rak’n’Rollによるユニークなドネーション施策をご紹介。
背景として、昨年団体の寄付収入が20%減しており、がん患者に向けた適切なサポートを行うために更なる募金を行う必要がありました。
そんな中、“市民からの寄付を促す”ことをコンセプトとしたアルコールフリーの特別なビールを、地元ビール醸造所と発売。1本あたり売り上げから0.5ユーロががん患者の支援に寄付され、残りの収益もこのビールの追加製造にあてられました。
さらに重要なのがパッケージに記載された番号。これはタックスフォーム(税務申告書類)で、市民が“チャリティーナンバー”として記載することによって、指定の団体へ寄付することができる“番号”です。つまり、Rak’n’Rollに寄付できる番号をビールのパッケージに印字することで、市民が寄付をしやすいように認知拡大を図ったのです。
このビールは15,000店以上の小売店やバーにリーチ。SNSでも数多く投稿され、番号は最も有名なチャリティーナンバーになりました。
結果、タックスフォームからの寄付は昨年から50%増に。寄付の募集を、多くの消費者が嗜好する“ビール”という切り口から広げた施策でした。
1