これは斬新!“炎であぶると読めるようになる”小説
Case: Fahrenheit 451
“書物を読むことが禁じられた社会”を題材に、紙が燃え始める温度である「華氏451度」を題名としたアメリカの古典小説「Fahrenheit 451(華氏451)」。
このストーリーに着想を得て、紙を燃やすことで読むことができる「Fahrenheit 451」を、フランスの出版社・Super Terrainが構想しています。こちらが、そのプロトタイプを映した動画です。
素材やメディアの実験で知られる研究所の特別ラボ「Charles Nypels Lab」によって開発されたというこのプロトタイプ。本を開くと全面が真っ黒に塗りつぶされているような状態ですが、ライターなどであぶると、真っ黒に覆っている熱活性インクが消えてその下にある文字が現れるという仕掛けです。
発売は来年を予定しているとのこと。小説のストーリーと現代の素材をうまくリンクさせることで、作品への注目を集める興味深いクリエイティブとなりそうです。
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