“見て見ぬフリ”は、その悪を手助けしているのと同じ。彼女はあなたのヘルプを待っています。
女性が受けるハラスメント。もしもあなたの目の前で、女性が被害を受けている、もしくは受けそうになっていたら…。それを止める勇気はありますか?加害者と被害者の気持ちが、あなたの行動1つで変わります。
酔った女性への行為、そして撮影
まずはこちらの映像。女性が酔っているのをいいことに、男性が何かしようとしています。右にはその様子を撮影している男性も。
そしてその加害者は、画面に向かってこんなことを言います。
「だまっていてくれて、ありがとう。」
オフィスでも…。
何やら上司らしき男性が、女性の肩に触れています。女性の表情からしても、その触れ方が普通ではない様子。そしてこんな一言。
「関係のないことに口を出さないでくれてありがとう。」
スマホ写真を友達へ見せる少年
何やら学校で、男子生徒がコソコソとやっています。スマホ画面には女の子の写真。「もっといいの、見せろよ!」なんて声も。
そして少年のセリフ。
「彼女に言わないでくれてありがとう。」
バーカウンターで怪しげな男性が
今度はバーカウンター。女性のグラスに、何やら薬を混入させる男性。恐ろしいです。
そして彼もこう言います。
「誰にも言わないでくれてありがとう。」
“ありがとう”と言われる筋合いはありませんが、何もしないことは結果その行為を助長しているのと同じなのです。そして、こんなナレーション。
何もしなければ、彼を手助けしているのと同じ。でも何かすれば、彼女を助けることになる。
今までの映像は、“何もしなかった”場合。そして次に、“何かした場合”へ、シーンは移ります。
バーにいた女性は
薬入りのグラスを飲まずにすんだ様子。そしてこう言います。
「バーテンダーに言ってくれてありがとう。」
写真を見せびらかされた女子生徒
ボーイフレンドの行為を知り、こう言います。
「彼をやめさせてくれてありがとう。」
酔っ払っていた女性も…
酔って何も分からなかった状況の女性も、誰かが助けてくれないとその窮地から逃れられなかったのです。
「助けてくれてありがとう。」と、感謝の言葉を告げます。
アメリカ、ニューヨーク州オノンダガダ郡の政府“ONgov”からの啓発映像でした。自分の目の前で起きた悪事に行動を起こすことは、勇気のいる行為です。でもそれで、誰かが悲しい思いをせずにすむのなら…。あなたは誰を助けますか?
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