補聴器はオンリーワンのパートナー 日本雑誌広告賞を受賞したブランドイメージ広告
マキチエ株式会社が雑誌「クロワッサン」に出稿したブランドイメージ広告「きこえは絆」が、第67回「日本雑誌広告賞」において純広告/ライフスタイル・その他部門の銀賞を受賞しました。
多くの補聴器広告が機能性を前面に出すなか、本作は多様な「きこえ」のニーズを持つ個人にとってのオンリーワンのパートナーという独自の視点で表現した点が高く評価されたようです。
身につけたくなる補聴器
広告のアートディレクションと制作を担当したのは、アートプロジェクトカンパニーEmbedded Blueのクリエイティブスタジオ。「補聴器によって人と人との絆を育み、社会をより豊かにしたい」というマキチエの理念を、ビジュアルとコピーで表現しています。
審査講評では「ピアスのスタイリングを含め、アクセサリー広告のようにキュートで魅力的」「補聴器がファッションとして前向きに受け止められる可能性を感じる」といったコメントが寄せられ、補聴器そのもののイメージを刷新するアプローチが支持を集めました。
広告感を抑えた自然な紙面構成も特徴で、雑誌の1ページとして読者の視界にすっと馴染む設計に。「なんの広告だろう」と関心を引き寄せる余白の使い方が、ブランドイメージ広告としての効果を引き上げています。

“きこえ”の多様性に寄り添う
広告が伝えるメッセージの根底にあるのは「人それぞれに“ききたい音”があり、“きこえる状態”も異なる」という視点。マキチエは補聴器を単なる医療機器ではなく、利用者にとってのパートナーとして捉え、1人ひとりに合うスタイルや体験を大切にしています。
きこえの悩みを我慢せず、スタイリッシュかつポジティブに使える存在として補聴器を提示するブランド姿勢が、広告全体に通底していることがうかがえます。

補聴器の価値をPR
今回の受賞には、「補聴器の広告は公益性と共益性が合致している」という講評も寄せられました。創業80周年を迎え、医療機関内での相談体制や全国40店舗でのサービス提供を続けるマキチエの取り組みが、本広告の背景にあります。
補聴器を“絆を支える小さくも頼もしい存在”として提示した本広告。機能訴求中心の市場に新たな視点をもたらしたことが高く評価されました。
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