食べるエンタメ、Z世代に訴求するロシアンルーレットな「ヤミグミ」登場
真っ黒なグミが5粒……どれも同じ見た目のようでいて1粒だけが“ヤバい味”という「ヤミグミ」が2025年11月に新発売となりました。この合同会社クレンズ・ラボが手がける「ヤミグミ」は、アップル・レモン・グレープ・サイダーといった爽やかな味とともに潜んだもう1粒がポイントとなる、ロシアンルーレット型のお菓子です。

開発を担当したのは炭の原料メーカー。「炭をもっと身近に、健康的に楽しんでもらいたい」という想いから、“食べる炭”をテーマにしたお菓子の開発をスタートしたといいます。その過程において、開発チームは「ただの健康食品ではZ世代の心は動かない」ということで、健康を「我慢」から「遊び」へと転換する逆転の発想に辿り着いたものです。
ヤバイ味は激辛、激苦、タイヤの3タイプを展開。ヤミグミのターゲットは、学生やSNSユーザー、パーティー好き、YouTuberなど、リアクションで“盛り上がる瞬間”を楽しむ世代です。「食べる瞬間がコンテンツになる」という体験を軸に、SNSを通じて商品の魅力を今後拡散していく予定です。
また、炭によって健康要素もプラスされ、同タイミングで新発売となった「リセットウコン 寒天ゼリー(パイン味)」と同じく、ウェルネス菓子という位置付けも。

リセットウコンは、二日酔い対策の常識を覆す発想の菓子として、「体には良いとわかっていても、ドリンクタイプは味が苦手」というユーザーの声を受け、食べやすく、美味しく、続けられるように開発されました。欲しい機能や成分はそのままに、パインの甘酸っぱさとなめらかな寒天ゼリーという食べやすいものに。開発チームが思い描いたのは、居酒屋でグループみんなが分けて食べているシーンということで、自分自身のためだけでなく、お酒の席でのシェアなどでコミュニケーションツールとしての活用も可能です。
真っ黒な見た目を逆手に取り、食べること自体がエンタメになるお菓子へ転換したヤミグミ。また、飲むから食べるに転換することで気軽に摂取しやすくなったリセットウコン。どちらも既存カテゴリーの再定義によって新たな需要を掘り起こすマーケティング事例といえそうです。
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