映像制作会社がAIで「架空商品」をCMに 反響があれば実際に商品化も?
映像制作などを手がける株式会社360は、「まだこの世に存在しない商品を、妄想とAIの力で先にCM化する遊びの実験室」として、視聴者とともに未来の商品を共創するYouTubeチャンネル「AI want this」を本格始動しました。
時間もコストもかかる“頭の中のアイデアの具現化”を、同社の映像化ノウハウでサポートし、視聴者とともにワクワクできる場を作りたいという想いで立ち上げたとのこと。
一例として、手を使わない新しいシャンプースタイルを提案する「Relwash」の動画を公開しました。被ってボタンを押すだけで、頭皮の洗浄から乾燥までを自動で行ってくれるという、まさに夢のような商品を映像化しています。
今後は、SNSやYouTubeのコメント欄に寄せられる「あったらいいね」という声をカタチにしていくとともに、CM公開後に「いいね」や「本当に欲しい!」という反応が多かったものは、実際の商品化を目指す“本当の”プロジェクトへと発展させるといいます。商品化の過程も投稿される予定で、消費者と双方向のコミュニケーションが展開されるチャンネルとなりそうです。

誰もがAIで映像を作れる時代に、同社が持つプロのクリエイティブ力を活かした点がユニークな取り組み。従来の「完成した商品に広告をつける」という当たり前の流れに逆転の発想を持ち込み、「広告の発想を起点に商品を生み出す」という新しいスタイルを提案しています。生活者のリアルな声をダイレクトに取り入れるこの仕組みは、マーケティング担当者にとって商品開発のプロセスを見直すきっかけになりそうです。
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