フロリダサンデーが内部分裂!? ソースが主役を奪う“逆襲パッケージ”
「アイスはソースのついでです。」そんな挑発的なコピーとともに、赤城乳業の人気商品「フロリダサンデー」の「ソースの逆襲キャンペーン」が行われています。1980年代に発売され、2020年に復活したフロリダサンデーは、たっぷりのソースとミルクアイスが特徴のアイスですが、今回はその“ソース”が主役の座を奪いにかかるという、ユニークなストーリーで展開されています。
特設サイトでは、ソースが自らの立場に不満を抱き、アイスに対して“独立宣言”をする様子が描かれました。「天面と側面で2種類のソースを使っているのに、いつも脇役扱い」「アイスの引き立て役ばかりで、もう我慢できない」といったソースの“本音”が綴られた声明文は、アイスを擬人化し、ユーモラスな語り口が特徴。ソースの反骨心に思わず共感してしまいそうです。
店頭では、ソースがパッケージをジャックした「ソースの逆襲パッケージ」が登場。まるでソースがアイスを侵食したようなデザインが印象的です。さらに、対象商品を購入すると抽選で「ソースの逆襲モバイルバッテリー」やデジタルギフトが当たるマストバイキャンペーンも実施。SNSでは「ソースへの応援メッセージ」を募集する企画も展開されており、ソースの“主役化”を応援する参加型施策が盛り込まれました。
赤城乳業はこのキャンペーンで、ソースという脇役にスポットライトを当てると同時に、商品の新たな魅力を引き出すことを試みました。
製品そのものや食品パッケージでの“物語化”や“擬人化”は、近年のブランドコミュニケーションにおいて注目される手法であり、トレンドのひとつです。さらに、「いつも引き立て役ばかり」「頑張っているのに、主役になれない」──“ちょっとした不満”や“報われない努力”をあえて軸にするという工夫が人を引き寄せ、共感を招くことでしょう。
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