北海道から沖縄まで57の町村地域が連携 シティーPR「日本で最も美しい村」
NPO法人「日本で最も美しい村」連合は、人口1万人以下の農山漁村を対象に、地域の景観や文化、食、そして暮らしを守り、未来へ継承することを目的として活動している全国ネットワーク団体です。2005年の設立以来、北海道から沖縄まで57の町村地域が加盟しており、企業や個人サポーターと連携しながら、交流イベントやプロモーション、若者育成など多彩な取り組みを展開しています。
2025年は設立20周年の節目にあたり、記念企画として「第4回 日本で最も美しい村まつり」を2025年10月25日(土)、東京ポートシティ竹芝(東京都港区)で開催します。全国の加盟町村が一堂に会し、伝統芸能の披露や特産品の販売、ご当地グルメの提供、体験プログラムなどを通じて、地域の魅力を来場者に伝えます。
この催しでは、北海道・江差町の「江差追分」や山口県・阿武町の「福賀神楽」、鹿児島県・喜界町の「奄美シマ唄」など、各地に伝わる芸能がステージで披露されるほか、19町村によるマルシェ出店が予定されています。また、若手料理人と東京のシェフが共同開発したという鹿肉ロースト丼や多良間豚の豚汁など、地域食材を活かしたコラボメニューも提供されます。
設立20周年を記念した企画として、加盟住民などから寄せられた917首の短歌をもとに制作された「日本で最も美しい村かるた」の初披露・販売も行われます。さらに、加盟地域のお米を使った白がゆセットを限定で販売するといいます。
複数の地方自治体が連携して、都市部でシティーPRを行うこの事例。地域の個性を尊重しながら、首都圏での認知拡大を図ることで、観光誘致や地域産品の販路拡大につなげようというもの。また、体験型の企画を通じて都市住民との接点を増やすことで、地域への関心を高め、将来的な関係人口の創出にも寄与することを目指します。
地域住民による“手触り感”のある発信が行われることが、この祭りの魅力かもしれません。短歌をもとにした「美しい村かるた」や、地元食材を使った料理、伝統芸能の披露など、地域の人びとが自らの暮らしや文化を表現します。それらの体験を通じて、観光パンフレットや映像では伝わりにくい“暮らしのリアル”を届けようという試みです。
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