“物理的に温かい”ぬいぐるみ 電子レンジを利用した人気シリーズの魅力

1995年にイギリスで創業し、翌年(1996年)に世界ではじめて電子レンジで温められるぬいぐるみを発売したWarmies。欧米圏を中心にリアルなぬくもりを感じることができるぬいぐるみを販売している同社は、日本でこそ知名度は低いものの一部の子どもたちの間では熱烈な人気を誇っています。そんな特徴的な商品を展開しているWarmiesの魅力が詰め込まれたCMがアメリカで公開されました。

2種類のCMで紹介されるのは、Warmiesを抱きしめている子どもの姿がとにかく印象的なシーンの数々。他社の場合ふわふわとした肌触りや造形的なデザイン、はたまた身体に優しい素材でできているなどの独自のセールスポイントをアピールすることが多い中、唯一無二とも言える“物理的な温かさ”が売りのWarmiesならではのアプローチと言えるでしょう。

ぬいぐるみに限らず子ども向けの玩具の多くは実際に使用する人(子ども)と購入する人(親や保護者)が異なるため、どちらにとっても魅力的な訴求を広告で行わない限り実際に購買が発生することはありません。

その観点でWarmiesのCMを振り返ると、温度という映像で伝えることができない要素を表現するために“抱きしめる”描写が多用されていたり、安全性を表現するために電子レンジにWarmiesを入れるシーンよりも取り出すシーンを重点的に描いていたり、多くの工夫が施された映像であることがわかります。

特徴を伝える際にはストレートに言葉にするだけでなく、相応しい演出を考える必要がある……そんなメッセージが伝わってくる事例でした。

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