渋谷の街を“試験会場”に 性的同意を学ぶ「SRHR for JAPAN」キャンペーン
国際NGOプラン・インターナショナル(以下、プラン)は、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の理解促進を目的としたキャンペーン「SRHR for JAPAN #一億人のためのSRHR」を、2025年7月30日(水)から開始しました。その第1弾として、性的同意に関する知識を学ぶ「性的同意チェック」を展開しています。
この取り組みでは、Web上での参加に加え、8月18日(月)から渋谷の街を“試験会場”に見立てたポスター掲出が始まりました。チェック形式の問題を掲載したポスターを設置したことで、通行人が立ち止まり、考えるきっかけの創出を狙います。
「性的同意チェック」は、専門家の監修のもと、からだのプライバシー権や性的な行為の選択権などをテーマにした全10問で構成されています。たとえば、「相手の家に泊まることは性行為OKのサインか」「夫婦でも毎回同意を取る必要があるか」といった問いを通じて、日常で起こりうる場面を想定しながら、性的同意の相互性や継続性について思考させることを目指しました。
渋谷を試験会場に見立てて展開した背景には、若者の行動範囲に直接働きかける意図が感じられます。現状を、性教育が学校だけでは“完結しない”ととらえた啓発展開であり、クラスルームや自宅を離れて、余暇の時間を過ごす路上での学びをうながしました。
また、若年層に関わらずポスターを見て足を止める人が、少しでも「自分ならどうするか」と考えるきっかけになれば、キャンペーンの意義は大きいといえます。
プランが2025年4月に実施した調査では、日本のSRHR認知率は25%、理解は9%にとどまりました。性的同意については、約90%が「重要」と回答する一方で、学習経験がある人は18%、毎回同意が取れていると自信を持つ人は30%未満という結果を示したといいます。
こうした意識と行動のギャップを埋めるため、キャンペーンでは難しさを感じさせない学びの場づくりを重視。渋谷での掲出は、情報発信と行動への橋渡しを担う試みとして位置づけられており、今後も制度・教育・文化といった3つの側面から課題解決に向けた活動が継続される予定です。
その他のCSR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=28
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

1