タフさを体験できるメタバース空間――G-SHOCK×The Sandboxの共創施策

カシオ計算機は2025年9月3日(水)より順次、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」のWeb3プロジェクト「VIRTUAL G-SHOCK」の一環として、ゲーミングメタバース「The Sandbox」とのコラボレーションを開始。

G-SHOCKの世界観をゲームで体験できる「G-SHOCK CITY」を展開するほか、NFTアバターやアイテムの販売も行い、バーチャル空間を通じた新たなブランディング施策に乗り出します。

メタバース上でブランドの本質を伝える

今回の取り組みでは、G-SHOCKが長年培ってきた“タフネス”や“カルチャー”を、メタバースで体験可能なコンテンツとして可視化。9月24日(水)より提供開始となる「G-SHOCK CITY」では、時計の耐久テストをモチーフにしたサバイバルレースや、ブランドの歴史をたどるアドベンチャーゲームを無料で楽しめます。

製品そのものではなく、G-SHOCKの持つ価値観やフィロソフィーを体感できる構成となっており、ブランドの魅力をバーチャル空間で拡張します。

NFTを通じた自己表現と共鳴する設計

同時に展開されるNFTアバター「G-SHOCK Droidコレクション」は、G-SHOCKの代表モデルをロボット型に再構成したThe Sandbox公式アバター。数量限定でNFTならではのコレクション要素を備えています。

ユーザーがアバターやウェアラブルアイテムを通じて“タフな自分”を表現できる仕組みは、G-SHOCKのブランドイメージと自然に重なり、バーチャル空間における新しい自己表現の一部として機能しそうです。

新世代ユーザーとの接点拡大を狙う

今回のメタバース施策は既存ファンだけでなく、Z世代やミレニアル世代といったデジタルネイティブ層との接点を意識していることが伺えます。リアルな広告や製品訴求だけでは届きにくい世代に向けて、ゲームやNFTでアプローチすることで、ブランドへの興味や共感を引き出す狙いがありそうです。

体験と共創によるブランディングの進化

G-SHOCKとThe Sandboxのコラボレーションは、ブランドの根幹を体験として届けることに成功したブランディング施策。NFTやゲームは手段であり、本質は“G-SHOCKらしさ”を新たな方法で共有・共感してもらうことにあります。

製品への信頼だけでなく、世界観や精神性までユーザーと共創していく――その姿勢こそが、G-SHOCKが長く愛され続ける理由であり、本施策の価値といえるでしょう。リアルとバーチャルの両面からブランドの未来像を示そうという取り組みです。

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