2月22日だけじゃない!? 猫にまつわるキャンペーン&CM広告10事例まとめ
2月22日は「猫の日」。猫の鳴き声を「ニャン(2)、ニャン(2)、ニャン(2)」と読む語呂合わせから、1987年に、愛猫家の学者や文化人などで構成される猫の日実行委員会とペットフード工業会(現:ペットフード協会)によって制定されたものです。
ペットフード協会による、2024年の全国犬猫飼育実態調査では、猫の飼育頭数は前年から8.6万増の約915万頭となっています。猫人気が続くなかで、「猫の日」を中心に猫にまつわるPR施策の数も増加傾向が見て取れます。
今回はそんな猫にまつわるキャンペーン&CM広告10事例をまとめてお届けします。
1. SHElikesで #在猫ワーク を叶える! CM出演ねこ「にぼし」がその魅力を強力発信
SHE株式会社が運営する、学ぶから働くまでを支援する女性のためのキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」。2025年、2月22日猫の日にSHElikesCM出演ねこ「にぼし」がSHElikesの1日イメージキャラクターに就任しました。
まずは、にぼしがデザイン監修したSHElikesの新ロゴを公開。既存のSHElikesロゴのデザインを踏襲しつつ、自身をモデルにした新ロゴが完成しました。
猫の手も借りたいほど忙しいなか、にぼしには入念なデザインチェックを担当してもらって完成したといいます。この猫の日オリジナルロゴのシールは、会員向け拠点の開放デーにて配布。
さらに、CM出演を機に、「ライティングコース」を受講したという、にぼしによる特別記事を作成。にぼしのライターデビュー記事「【#在猫ワーク特集】猫も喜ぶリモートワークを叶えるならSHElikesにゃ」が公開されました。
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2. ネーミングもパッケージも猫づくし! おかき専門店の「猫の日」施策とは
おせんべいやおかきの通信販売を行う株式会社新潟味のれん本舗は、2月22日の猫の日にあわせて、2025年2月5日(水)より、期間数量限定の「マカダミアニャッツBOX」を発売しました。
同社の人気商品「マカダミアナッツおかき」が、猫をテーマにしたネーミングや特別パッケージとなった同商品。頭におかきを被ったニャンコのオリジナルキャラクターがデザインされた個包装パッケージは、それぞれ表情豊かで可愛らしいポーズの全5種となっており、どのキャラクターに出会えるか楽しみながらおかきを味わうことができます。
さらに、パッケージの外箱は、組み立てると実際に猫が入れるキャットハウスに変身。内部には、部屋中を動き回るオリジナルキャラクターが描かれ、ミニチュアのカーテンや姿見など、実際のお部屋のような内装デザインにもこだわりが伺えます。
リアル「招き猫」になれる顔はめパネルなど、シェアしたくなる仕掛けも満載で、楽しく遊んでいる猫の姿を「#マカダミアニャッツおかき」で投稿してもらうなど、SNSでの拡散を促す仕掛けにもなっています。
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3.「猫様と私は、相思相愛」を掲げる「懐石」ブランドが建築家とコラボ、キャットタワー完成
ペットライン株式会社は、キャットフードブランド「懐石」のプロジェクトの一環として、国際的に注目される新進気鋭の建築家としても知られている山之内淡氏とコラボレーション。「愛猫と人間が一緒に使える、これまでにないキャットタワーを創る」をコンセプトに、リジナルキャットタワー「A Cat Tree Wall by 懐石」を発表しました。
今回のキャットタワー制作は、2024年9月に「猫様には、懐石」という新コンセプトのもとのブランドリニューアルに起因します。リニューアルにあたり、「懐石」ブランドの目指す姿として、「猫様と私は、相思相愛」を掲げています。新しい「懐石」には、猫と飼い主が「相思相愛」の関係を築き、猫と飼い主の大切な時間がより豊かになるようにとの想いが込められています。
そんななかで、「人間と愛猫が相思相愛で、幸せな空間を生みだすこと」を象徴するものとして、国際的に注目される新進気鋭の建築家の山之内淡氏にデザインを依頼。“愛猫と人間が共存する幸せな風景を実現したい”という願いから、猫たちが大好きで、サステナブルな紙素材でもあるダンボール素材を使った、「愛猫と人間が一緒に使える、これまでにないキャットタワー」が完成しました。
ちなみに使用されるダンボールは「トライウォール」という特殊な強化ダンボール。これを1枚1枚職人が手作業で張り合わせて積層することで、まるで工藝品ともいえる作品となっています。また、木材本来の色や質感に近しいため、インテリアともなじみがよく、温かみを感じられる仕上がりです。
さらに、猫様と人が「相思相愛」になるために、愛猫と人間が一緒に過ごしたときに感じる「心地よさ」は「適切な距離感」から生み出されるとの考えにより、人間と猫の距離感にこだわって作られています。
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4. 生体販売のあり方について考えよう「ペットのいないペットショップ」が猫の日にOPEN
保護犬・保護猫の譲渡活動を行うpetfelice(ペットフェリーチェ)は、店内のケージに犬や猫などのペットがおらず、生体販売を一切行わない「ペットのいないペットショップ」を2024年2月22日(木)と23日(金)の2日間、代官山アドレス・SpaceBにてオープンしました。
保護犬猫シェルター petfeliceは、ブリーダーから繁殖を引退した子たちや、飼い主さんの都合で飼えなくなってしまった生体を引き取り、里親を希望する方たちに譲渡する活動をしています。販売ではなく、トリミングやしつけなどのトレーニングといった飼ったあとのサービスで収益を立てている、ペットを売らない、買わないお店です。
近年、ペットショップの生体販売における衝動買いや売れ残ったペットの処遇が大きな問題となっています。『ペットのいないペットショップ』では、店内のペット用のケージは空でペットはいません。
代わりに空のケージには地方で保護されている保護犬や保護猫のホログラムが投影されます。来場者に生体販売について考えてもらう機会を持ってもらい、ペットを飼いたいと思った際に、生体購入ではなく、保護犬や保護猫の里親になるという選択肢を与える試みとなっています。
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5. 猫又駅で愛猫を「名誉助役」に任命! 黒部峡谷鉄道が贈る特別企画がスタート
黒部峡谷鉄道株式会社は「猫又駅」を広く知ってもらうため、愛猫を「名誉助役」に任命する企画を2024年10月22日(火)から2024年11月22日(金)までの期間限定で実施しました。本施策は愛猫家や観光客にとって魅力的なスポットとなることが期待される取り組みとなっています。
黒部峡谷鉄道では通常乗降ができない猫又駅で新たに乗降用ホームを設置し、2024年10月5日(土)から一般客の利用を開始しました。この「猫又駅」は日本で唯一「猫」が駅名に含まれる駅。この駅はこれまで知る人ぞ知る特別な存在でしたが、今回の企画を通じて、より多くの人々にその魅力を知ってもらうことを目指したものだそうです。
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6. 神戸新聞連載の「かなしきデブ猫ちゃん」と共進3.5牛乳のコラボに込められた思いとは
神戸新聞の人気連載「かなしきデブ猫ちゃん」(文・早見和真、絵・かのうかりん)と共進牧場の「共進3.5 牛乳」(1000ml)のコラボレーション牛乳が、2024年4月1日(月)に発売されました。
共進牧場の「共進3.5 牛乳」(200ml)は、兵庫県内約4割の小中学校の学校給食で提供されている兵庫県民におなじみの「ご当地牛乳」です。2023年4月からは1年間、「かなしきデブ猫ちゃん」が掲載された牛乳パックも提供されてきました。
そして、学校給食のない日にも牛乳を飲んでほしいとの思いから、県民になじみのある黄色と青色のデザインを1L 牛乳のパッケージに採用。大きくなったパックでは、より世界観を広げ、県内を旅した「かなしきデブ猫ちゃん」のイラストが描かれます。
「かなしきデブ猫ちゃん」は、山本周五郎賞受賞の小説家・早見和真さんが文章、絵本作家・かのうかりんさんが絵を手がける創作童話。広い世界を見るため、オス猫のマルが各地を冒険する物語で、2018年から愛媛新聞で連載され、22年からは神戸新聞で兵庫編連載がスタート。愛媛編3作と、兵庫編「マルのはじまりの鐘」計4作の絵本は累計3万部以上発行され、両紙が読み聞かせ活動などを展開しています。
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7. RPG風のネコ転送装置を本気で作成! ヤマト運輸が仕掛ける独自のブランディング施策
ヤマト運輸株式会社は2024年11月19日(火)、ヤマトグループ公式YouTubeチャンネルにて、情報エンタメコンテンツ「クロネコみっけ」の最新作としてWeb動画「【検証】RPGゲームに出てくるみたいな光輝くネコ転送装置を作ったら猫は中に入るの!?【猫ホイホイ】」を公開しました。
この動画はRPGゲームに登場するような”魔法陣”を描いた転送装置を実際に作り、それに猫たちが興味を示すかどうかを検証するユニークな内容。猫に関連したこのコンテンツは、同社が目指すブランドイメージの強化や、顧客との親近感を深める施策の一環として実施されました。
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8. 10年で培った企業ブランドイメージ、YKK APの「窓と猫の物語」シリーズ最新作
YKK APは、企業ブランドTVCM「窓と猫の物語」シリーズの最新作として、窓を通して猫と少年の交流を描いた新CM「いつもの場所」篇の全国放映を開始しました。
TVCM「窓と猫の物語」シリーズは、YKK APの企業ブランドCMとして2014年から放映を開始しており、2023年で10年目を迎えました。「窓」が生み出す明るくあたたかい空間と、心地よい場所を好むと言われる「猫」がマッチすることから、生まれた本シリーズ。まるで映画のような世界観の中で、「窓」と「猫」が織りなすさまざまなストーリーを描いています。
新CM「いつもの場所」篇では、とある街で歩道を歩く少年が、窓辺に座って外を眺めている猫に手を振ります。季節が巡っても手を振り続ける少年ですが、ある日を境に猫が姿を現さなくなってしまい。肩を落とす少年は、それでも窓を見上げ続けていると、ある春の日……といったストーリー。少年の表情と猫たちのかわいらしさが詰まったハートフルな物語となりました。
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9. “3D巨大猫”のビジョン広告2周年を記念して、猫まみれのカフェイベントが開催
“3D巨大猫”のビジョン広告が世界に広く認知されたクロス新宿ビルが、開業2周年めを祝して、ビル1・2階の「新宿東口の猫のカフェ」にてカフェイベントを開催しました。
カフェイベントでは、「猫本専門 神保町にゃんこ堂」プロデュースにより、猫絵作家・くまくら珠美先生の『そらのきっさてん』『そらのゆうびんやさん』などに登場する「雪男(ゆきお)」をメインキャラクターとして、その世界観が表現された「雪男氏珈琲コラボカフェ」を開催。
店内を装飾するのはもちろん、コラボドリンクやグッズが用意されるほか、店内には絵本の原画も展示され、くまくら先生によるライブペインティングのイベントも実施されました。
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10. 白泉社のことは、白泉ネコでおぼえてください。創立50周年の記念企画のアットホームさ
まんがと絵本をメインに発行する白泉社は、2023年12月1日(金)に創業50周年を迎えました。読者、作家、関係者のみなさまのおかげでとしながらも、人間以外にもたくさんの生き物と歩んできた白泉社の歴史を振り返り、その中でも出番が多いのではということで「ネコ」にたくさん登場してもらう企画を展開。
創立50周年広告では、たくさんの白泉社「ネコ」の中から一部の「ネコ」たちに出演してもらい、2023年12月1日付の朝日新聞朝刊では、白泉社の「ネコ」新聞広告がエリア別に登場しました。
さらに、開設された特設サイトでは、今回の広告や著名人からのお祝いコメントを掲載しています。小説家やミュージシャン、俳優、声優、芸人、棋士、プロレスラー、アナウンサー、ファッションデザイナー、脚本家、出版社、洋菓子店など、多彩な方々からの愛に溢れたお祝いの言葉が公開されました。
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猫にまつわるキャンペーン&CM広告10事例まとめ
愛猫家はもちろんのこと、その愛らしい姿に親しみやすさやコミュニケーションのしやすさなど、施策に取り入れたい要素が人気となっていることがうなずけます。
今後もますます関連施策が登場することが期待できますし、さまざまな業種での展開が可能なことを考えられます。また新たな視点の施策が出現することに注視しておきたい施策テーマがありました。
その他の事例集についてはこちら
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