これからも、いい友で。新宿アルタが2月末に閉館、45年分の「感謝」を表す施策を展開
株式会社三越伊勢丹ホールディングスが運営する「新宿アルタ」は、1980年4月にJR新宿駅東口にオープンしたファッションビル。惜しまれつつも、2025年2月28日(金)に閉館を迎える新宿アルタでは、これまでの45年間の感謝を込めて、「新宿アルタ・閉店イベント」を2024年11月より実施しています。
閉店イベントでは、さまざまなステークホルダーを巻き込んだ施策を展開しています。「ALTA friends」では、小堺一機さんや関根勤さん、ローランドさんなど、新宿アルタにゆかりのある方々から寄せられたメッセージを館内各階のポスターやデジタルサイネージに加え、新宿アルタの建物上部に設置されている「アルタビジョン」で掲出します。
さらに、館内のプリントシール機で撮影したり、サクラのシールに思い出メッセージを書いたりして館内の階段壁面を埋め尽くす「新宿アルタへみんなの寄せ書き」も。思い出を楽しく形に残しつつ、他の人から寄せられたエピソードを読んで心温まりそうです。
さらに、遠くに住んでいて新宿アルタへ足を運ぶのが難しい人のために、特設サイトではオンライン寄せ書きも募集中。集まった寄せ書きは、順次サイト内にアップしていくそうです。
45年にわたり新宿を盛り上げてきた新宿アルタとのお別れは、積み重ねてきた思い出が長いからこそ寂しいもの。ただ、「笑っていいとも!」にかけた「いい友で」のコピーともに、最後まで明るく楽しいイベントで館内を盛り上げ、閉店までを笑顔で過ごせる施策を取り入れています。
リアル・オンラインともに生活者から新宿アルタへ感謝のメッセージを表現できる場が多数あり、双方向のコミュニケーションが工夫された事例でした。
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