夏を感じるキャッチコピーやデザイン集結!キャンペーン事例15選
広告やキャンペーンにおいて、ちょっとだけ季節を先取りする施策は差別化が必須です。今回は、夏らしさを感じさせるキャッチコピーやデザイン、施策アイデアが光った夏キャンペーン事例15選をまとめてお届けします。
1.この夏は、全力だ。シンプルなキャッチコピーと爽やかなビジュアルが光る夏期講習会広告
小学生、中学生、高校生を対象とした進学塾を運営する株式会社早稲田アカデミーは、夏期講習会のビジュアル広告「この夏は、全力だ。」篇を2024年6月3日(月)に公開しました。早稲田アカデミーの公式HPや交通広告、各種デジタル広告などに使われています。
夏期講習会だけでなく夏期合宿、夏期集中特訓などさまざまな形で学習を行う早稲田アカデミーの「夏アカ」。海や青空といった爽やかな背景をベースにした広告ビジュアルには、部活、海、花火といった夏らしいワードとともに「夏アカ」が並び、青春を感じさせます。
部活に打ち込んだり、行ったことのない場所へ出かけたりと、夏は子どもにとって特別な季節です。そんな夏に勉強に向き合いたい学生に向けて「この夏は、全力だ。」という、コンパクトながらも訴求力抜群のキャッチコピーが採用されています。
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2.海辺でも水中でも!サマーバカンスの開放感を表現「Gucci Lido」キャンペーン映像
2024年、グッチは海辺での魅惑的なライフスタイルにオマージュを捧げる最新コレクション「Gucci Lido(グッチ リド)」の展開をスタートしました。
このコレクションは、リゾート地として名高いイタリアの海岸線に点在する「Lido(リド)」と呼ばれるビーチクラブからインスピレーションを得たものです。クリエイティブ・ディレクター サバト・デ・サルノが考案し、アンソニー・セクラウイが撮影を手がけたコレクションの広告キャンペーンは、太陽の輝きや心地よい潮風と戯れる夏のバカンスをたたえ、自由で解放感と活気に満ちた楽しさを表現しています。
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3.日比谷音楽祭でひんやりめぐりズムを体験!音と感覚で涼しくなれる「秒で避暑地」とは
花王株式会社の「めぐりズム」は、2024年6月8日(土)と9日(日)の2日間に開催された「日比谷音楽祭2024」に協賛し、音と感覚で涼しく感じる「秒で避暑地」エリアを提供しました。日比谷音楽祭が企業と一緒に休憩所を作る取り組みは今回が初とのことです。
日比谷公園を中心に開かれた音楽イベント「日比谷音楽祭2024」に合わせ、花王は東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志准教授と共同で、聴くだけで涼しく感じる音楽「Hyuuu(ひゅ~)」を共同で作曲。公式休憩所として設置される「秒で避暑地」エリアで、指向性スピーカーを用いてこの音楽を流し、空間に足を踏み入れるだけで涼しく感じる空間を演出しました。
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4.そんなのアリ!?夏限定チョコなし“きのこの山”の大バズり販促キャンペーン
「チョコぬいじゃった!きのこの山」は、チョコレートが溶けてしまいそうな夏の暑さでも「きのこの山」を存分に楽しんでもらおうと、特別にチョコレートを脱いで“クラッカー部分だけ“を残した夏限定商品として販売されることになった明治製菓の商品です。クラッカーは通常の「きのこの山」の約2倍となる約60本も入っており、食べ応えがあります。
また、シンプルな味わいかつ軽やかな食感も楽しめるため、さまざまな商品と組み合わせてみても、相性抜群。“明治おいしい牛乳”コラボ「きのこーンフレーク」や、“明治北海道十勝カマンベールチーズ”コラボ「きのこの山ンベル」や、“明治エッセルスーパーカップ”コラボ「きのこのアルプス」など、アレンジの提案もされています。
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5.秘密のドリップが気になる、夏限定のアイスコーヒー専門店とは
日本のコーヒー文化をリードしてきたUCCは、夏の定番であるアイスコーヒーの奥深い魅力を伝えるべく、#バリスタのいないアイスコーヒー専門店「ひみつのドリップ」を2023年7月14日(金)から7月23日(日)までの期間限定でRand表参道にてオープンしました。
このアイスコーヒー専門店では、世界のコーヒー産地からピックアップした14種類のコーヒーを取りそろえ、そのすべてをクリアで透明感のある味わいを楽しめる“急冷式”で1杯ずつ提供してくれます。さらに、ミルクやシロップのほか、炭酸、フルーツなどを使用した、夏場のコーヒーの楽しみ方が広がるアレンジを含め計56種類のメニューを用意。しかも、価格は1杯80円という気軽さで、コーヒー豆の種類やアレンジを変えて飲み比べしやすい設定になっています。
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6.夏休み企画!ウェスティンホテルが小学生向けに開催する”ちょっと背伸び”な特別イベント
ウェスティンホテル横浜は、2023年7月27日(木)、8月3日(木)、8月24日(木)の3日間、小学校中・高学年を対象に、「キッズ・ドレスアップグルメランチ」を開催しました。個室でキッズバーテンダーとしてモクテル(ノンアルコールカクテル)作りの体験とフランス料理のフルコースを楽しみながら一流のテーブルマナーが学べるユニークなイベント。
学校が夏休みとなる期間中に、国際色溢れるホテルならではの特別な時間と、少し背伸びをしたドレスコードで「学び」の機会を体験してもらおうと企画されたといいます。
なお、お子さんが体験している間は、保護者には同レストランスペースにてフィンガーフードや飲み物を楽しんでもらいながら、体験の様子を随時見学することや撮影することが可能。対象年齢以下の小さな兄弟がいる場合は、体験こそできませんが、保護者と一緒に待機できるように配慮されました。
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7.七夕の星に願いを!沖縄波照間島の黒糖を使用した「アロマ生チョコレート」の限定商品
鎌倉発祥の「メゾンカカオ」から、日本の五節句である七夕を祝い、星降る島と呼ばれる沖縄波照間島の黒糖を使用した”アロマ生チョコレート WISH”が2023年夏季期間限定で販売されました。
日本の五節句の1つである「七夕」は 1年に1度、星に願いを込める日。そんな日にふさわしい星空を表現したパッケージのなかには、有数の天体観測地として有名で「星降る島」とも称される日本最南端の波照間島の黒糖で作り上げた生チョコレートが詰められています。
数多くある沖縄産黒糖のなかでも、とくに波照間島のものはミネラルが多く、少しビターな大人の味わいが特徴です。そんな黒糖を、さらにキャラメリゼして香りを引き出し、柔らかな風味で包み込むようにミルクチョコレートと合わせています。
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8.時計ブランドがアイスクリーム!?ブランドイメージを若返らせる、LINE友達登録施策
ウブロは、全国7店舗の直営店「ウブロブティック」にて、2023年8月31日(木)までの期間、夏を楽しむためのタイムピースを提案する “HUBLOT LOVES SUMMER” キャンペーンを展開。キャンペーンのテーマカラーであるパステルカラー×ホワイトの爽やかなディスプレイで装飾された各ブティックでは、最新モデルから日本限定モデルまで人気商品を豊富に取り揃えています。
そのなかでも「ウブロ表参道ブティック」では、特別なコンテンツを用意。まず、ブティックおよびブティックに隣接する大階段が“HUBLOT LOVES SUMMER”のテーマカラーであるライトブルーとホワイトのストライプで彩られ、バカンスシーズンの楽しい雰囲気をまとった空間が誕生しました。
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9.アウトレットモールのエンタメ化が止まらない!次のサービスは花火を空から優雅に楽しむ
酒々井プレミアム・アウトレットとAirXは、千葉県佐倉市で開催される「佐倉花火フェスタ」の花火を空の上からヘリコプターで楽しめる「花火遊覧ヘリコプターナイトクルージング」を2023年8月5日(土)に開催しました。
今回、一日限定の夏の特別フライトプランを用意。4年ぶりの開催となり、総打ち上げ数18,000発を誇る「佐倉花火フェスタ」の花火を、遊覧ヘリコプターに乗って空の上から見下ろす非日常な体験のできるプランとなっています。地上の混雑を避けて高度500mの上空から楽しめるクルージングは、アウトレット初(三菱地所・サイモン㈱および㈱AirX調べ。2023年7月現在)となり、普段とは異なる高い視点から華麗な打ち上げ花火と夜景を同時に満喫できるという、贅沢なフライトプランとなりました。
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10.公共交通機関を楽しくする、涼を備えた「涼備バス」企画の本気度
岡山県と広島県内を走る、両備グループのバス・鉄軌道ユニット(両備グループのバス、鉄軌道事業運営会社の総称)は、公共交通のサステナビリティ確保と地域の脱炭素への貢献を目指し、2023年度より「進(シン)・宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト」を推進しています。このプロジェクトにより、公共交通をもっと楽しく、わかりやすく、使いやすく、「サービス業」としての進化を目指します。
その第1弾として、「涼を備えた両備のシン化」という共通コンセプトのもと、中国バス(福山市)、両備バス(岡山市)、岡電バス(岡山市)の3社が、それぞれ趣向を凝らした3種類の「涼備バス(りょうびバス)」を完成させ、2023年の夏、期間限定で運行されました。
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11.新作映画でなくても集客できる!映画『サマーウォーズ』に見る、みんなで集まる理由づくり
Filmarks(フィルマークス)主催の上映プロジェクト「プレチケ」にて、夏のアニメーション映画の代表作ともいえる細田守監督作品『サマーウォーズ』の期間限定上映が決定しました。上映2日目となる2023年7月29日(土)には、東京・大阪・名古屋の3劇場限定で、「1日限定!浴衣で集まろうDAY」として浴衣鑑賞イベントを実施。当日来場すると『サマーウォーズ』陣内家の家紋入りのオリジナルうちわが数量限定でプレゼントされました。
また、『サマーウォーズ』に先駆けて『時をかける少女』は全国104館の映画館にて“記念日”上映もされました。『時をかける少女』は、主人公・真琴が初めてのタイムリープをする、7月13日の「ナイスの日」を記念日として、その日を含めた2週間限定(7月20日(木)まで)の上映。そして、『サマーウォーズ』は、主人公・健二の憧れの先輩・夏希の曾祖母にあたる陣内栄の誕生日である、8月1日を記念日として、7月28日(金)から8月10日(木)までの2週間限定の上映となります。
さらに、『サマーウォーズ』と「リアル脱出ゲーム」がコラボレーションした、オンラインリアル脱出ゲーム「AIによる世界支配からの脱出」も開催。この「AIによる世界支配からの脱出」は、PCやタブレット、スマートフォンなどの端末から専用のWEBサイトにアクセスし、謎を解きながら物語を進めていくオンラインで遊べる体験型ゲーム・イベントです。物語の舞台は映画『サマーウォーズ』のその後の世界。主人公の小磯健二やヒロインの篠原夏希はもちろん、仮想世界〈OZ〉で最強と呼ばれるキング・カズマを操る少年、池沢佳主馬や、劇中ではキーマンとなった陣内侘助も登場しています。
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12.「⽇本⼀⻑いアイス」で猛暑を断ち斬る! 忍者カフェのブレないコンセプト
「忍者カフェ⾼⼭」で、この夏新たに⽇本⼀⻑いアイス、その名も「忍者⼑アイス」の発売が決定されました。「忍者カフェ⾼⼭」は、東京・浅草の大人気店「忍者カフェ&バー浅草」の姉妹店として規模も内容もさらに進化し、2020年に岐阜県高山市にオープンしたエンターテイメント型のカフェです。
「忍者刀アイス」の長さは45cmと日本一長く(※自社調べ)、見た目からはアイス感よりも刀の雰囲気が強いのですが、いつも以上に暑くなりそうな今年の夏にぴったりな商品となっています。暑さで溶けて手がベタベタにならないように溶けにくいアイスになっているのも嬉しいところです。
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13.プロが教える冷感テクニック「クールハック」がすすめる快適な夏
マンダムは清涼感研究や冷感技術の知見を活かした「清涼部」を2020年に立ち上げ、暑い夏を快適に過ごすためのテクニック「クールハック」をお届けしています。2023年、その清涼部通信第2号では、みなさんの今年の夏の関心ゴトや備えに対する調査結果とともに、効率的なエアコンの活用で、タイムパフォーマンス&コストパフォーマンスを向上させながら涼を得るコツを、消費節約アドバイザーからの意見も添えて公開しました。
「マンダム清涼部」というネーミングもさることながら、自社商品をPRする以上に、真剣に涼感を研究、発信している姿勢に本気度を感じます。一般に公開されているサイトも秀逸で、まさに信頼できるブランドであるという認知のブランディングに成功している好例です。
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14.“世界一デカイ虫かご”で5,000匹のカブトムシ&クワガタ採り放題の地域共創イベント
オープンハウスグループ水上宝台樹リゾートは、2022年5月より群馬県みなかみ町にて群馬県下最大級となる、敷地面積20ha以上の総合キャンプ場「群馬みなかみほうだいぎキャンプ場」の運営を開始しました。
初年度となる今年、大きな目玉コンテンツのひとつとして、期間限定で「デカイ虫かご」イベントを開催決定。エンタメでありながら、地産地消にもこだわったSDGs要素も含んだイベントとなっています。
先日実施されたイベント日では、午前9時……普段はまだ静かな時間帯のキャンプ場に、この日に限っては元気いっぱいの子どもたちとサポートする親御さん(特にお父さん)が列をなしていました。彼らの目的は「デカイ虫かご」のなかでカブトムシたちと遊ぶこと。イベント初日にも関わらずキャンプ場に集まったファミリーは100組を超え、遠方からこのためだけに訪れた人も多くいるなど、イベント運営スタッフ一同反響の大きさに驚くばかりとなりました。
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15.売り切れを逆手にとった「ごめんなさいキャンペーン」が好調なレモネード専門店
全国に99店舗展開しているオリジナルレシピのレモネード専門店LEMONADE by Lemonica(レモネード バイ レモニカ)より今年7月販売開始された新商品のボトルレモネードシロップが、家庭でも本格的なレモネードを味わえるとして人気を集めています。さらには予想をはるかに上回る注文によって完売が続出しているため、今回「ごめんなさいキャンペーン」と称して、8月末までを予定していた特別価格キャンペーンを2023年12月31日(日)まで期間延長することを決定しました。
プロダクトやサービスを提供する際に、当初の予想が外れてしまうことは往々にしてあるもの。今回も予想を超えた需要という嬉しい反響とはいえ、商品の供給が追いつかないといういわばピンチの状況に陥ってしまっています。そこへ、特別価格期間を大幅に延長した「ごめんなさいキャンペーン」という、ピンチをチャンスに変える施策。売り切れによる顧客の購買意欲を削ぐことなく、あえて逆手にとった戦略で供給体制を整えながら需要を損なわないように導いています。
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季節を先取り!?夏キャンペーン事例15選
夏休みに、暑さ対策、夏にまつわるあれこれを巧みに織り込みながら施策へと昇華している事例の数々。
季節ごとのイメージによる人々の行動変化の生じやすさに合わせたアプローチの多様さに驚かされるとともに、まだまだ見出せていないアプローチ方法に思いを馳せたくなる事例集となりました。
その他の事例集についてはこちら
https://predge.jp/search/post?othres=6806
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