お酒を頼みながら環境保全?世界で競われるサステナブルなバーとは

タイムアウト東京を運営するORIGINAL Inc.は、タイムアウトグローバルが世界11都市でペルノ・リカール・グループとのパートナーシップのもとで開催する、「ザ バー ワールド オブ トゥモロー アワード(The Bar World of Tomorrow Award)」において、東京で持続可能な取り組みをする先駆的なバーを4軒選出しました。

「ザ バー ワールド オブ トゥモロー(The Bar World of Tomorrow)」は、ペルノ・リカール・グループが酒類を取り扱う企業の社会的責任活動の一環として、グローバルスケールで展開する、バーの世界を通じて持続可能な社会を目指すプログラムです。この取り組みは、ペルノ・リカールとトラッシュ・コレクティブ(Trash Collective)、サステナブル・レストラン・アソシエーション(The SRA)が発案。バーテンダー向けに、新鮮な食材の使用や責任あるアルコール提供の実践、廃棄する食材の効果的な管理などについて、実践的なヒントや、持続可能なオペレーションを取り入れるための知識を提供しています。このアワードは、パリやバルセロナ、ロンドン、香港、ソウルなど、世界各地の11都市で実施。それぞれの国で花開く次世代のバーカルチャーを紹介するとともに、どのような持続可能な取り組みが、地元の人々に受け入れられているのかを明らかにしています。

画像提供:スピリッツ&シェアリング株式会社|メメントモリ

タイムアウト東京では、ペルノ・リカール・グループとともに各2軒、合計4軒のバーを推薦。今回ノミネートされたのは、「バー リベット(新宿三丁目)」「新宿ウイスキーサロン(新宿三丁目)」「メメントモリ(虎ノ門)」「ステージ(蔵前)」の4軒です。推薦のためのリサーチを経て、東京でもサステナブルなカクテルを提供するバーや、廃棄物を削減するなどの取り組みを行う店が、増加していることがわかりました。アワードを受賞するのはノミネートされたバーのうち1軒で、2023年8月31日(木)に発表する予定となっています。

各バーの取り組みなど読んでいくと、まだそれほど大規模に展開されているようには見えませんが、未利用魚や廃棄植物をメニューに入れるなど、各店舗の工夫が随所に見られます。これらの活動をペルノ・リカールが取りまとめていることがペルノ・リカールのCSR施策の幅広さや本気度とつながっていきます。

1968年にロンドンで創刊されたシティガイドである「タイムアウト」は、現在は333都市、59カ国、14言語に展開しており、2009年に事業を開始したタイムアウト東京は、日本のインバウンド市場をリードするメディアです。グローバルに展開するシティガイドと同じくグローバルに展開するペルノ・リカールが共同で取り組むため、今回のアワードも全世界11都市での実施という規模感が実現しています。ペルノ・リカールが2019年に策定したS&R(サステナビリティと企業の責任)のロードマップの「人材重視」のイニシアチブの一つということで、まだまだこれから取り組みの成長が期待できそうです。

その他のCSR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=28
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る