ワークアウトなんて適当にやればいい? 新しい切り口で攻めるスポーツアパレルのOOH

アパレルブランドScalpersが展開するスポーツラインAdrenalineは、アスリートとしてトップを目指すわけではなく、純粋にスポーツを楽しむカジュアル層に向けてアプローチしたプリント広告「Workout or Whatever(ワークアウトなんて適当に)」を公開しました。

常に現在の自分に勝ち続けないといけないコミュニケーションを取りがちなスポーツ業界において、真逆の訴求を行うことで差別化を図ったもので、「ダンベルかビールか選べって? 両方楽しめばいいじゃない」と書かれたバージョンではトレーニング中にビール瓶に手を出す人の様子を描いています。

「罪なんて感じるな。痛みはいやだけど、スポーツも人生も、楽しんだ者勝ちだ」というコピーのビジュアルには、ホイップクリームがかかったパンを食べながらジムのロッカールームでくつろぐ女性を紹介。

さらに、「かしこくワークアウトしよう」とルービックキューブを完成させたり、「失敗を恐れるな。いつだって楽しむことにだけ集中しよう」とスケート中に転倒するも満面の笑みを浮かべる姿を取り上げています。

ハードワークをしたものが報われると考えられていたスポーツ業界において、まずは楽しむことが重要であるというメッセージを、過剰ともいえる演出でもって表現した企画でした。

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