ARでスタジアムをレインボーカラーに染め、反LGBTQ法案に抗議したAXEのCSR施策

デオドラントスプレー・AXEブランドが、AR(拡張現実)技術を用いてスマホのカメラ越しにスタジアムのコートがレインボーカラーに見える「プライドフィルター」アプリを開発し、デジタルの力でLGBTQのメッセージを伝えるCSR施策を実施しました。

2021年6月、ハンガリーのビクトル・オルバン首相率いる右派政権が、LGBTQについて国内で公に語ることを禁じる法案を提出。ミュンヘン市議会はこれに抗議し、ハンガリー戦のスタジアムをレインボーカラーに照らすことを欧州サッカー連盟(UEFA)に申請しましたが、連盟はこれを「政治的中立」を理由に拒否する騒動がありました。

これを発端に、政治的な理由にから実現されなかったリアルキャンペーンの代替手段として、個人のスマートフォンを舞台として展開したのが本施策。この施策そのものが、「あらゆる制限を乗り越える」というメッセージの発信にもつながっているとのことです。

YouTube上にアップされたアプリ画面では、カメラ撮影されたスタジアムがデジタル処理でレインボーカラーに染まる様子を確認することができます。

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