サッカー観戦をしたい視覚障害者と健常者をマッチング!ブラジルサッカークラブの粋なCSR

Case: Blind Passion

サッカー大国ブラジルでは、法律により視覚障害者とその同伴者にサッカーの試合を“無料”で観戦できる権利が与えられています。 しかし、試合の度に同伴者を探すのはなかなか大変なもの…

そこでプロサッカークラブ・CRフラメンゴはこの状況を改善すべく、画期的なプロジェクトを実施しました。

「Blind Passion」と題した本施策は、「サッカー観戦をしたい視覚障害者」と「サッカー観戦に同伴したい健常者」をマッチングさせるオンラインサービスを開発。本サービスにはデバイスAPIのデータが使われており、同じ試合を観戦したい人の中から家が近い人同士が選ばれるようになっています。

またサイトには音声ガイドが付いており、視覚障害者がスムーズにサービスを利用できるようになっています。

この画期的な取り組みはテレビにも取り上げられ、サービス開始からわずか1週間で100人を超える視覚障害者、そして3,000人を上回る健常者が会員登録を行い、実際に数組のペアがスタジアムで試合を楽しみました。

同伴者として参加した女性は今回の体験をこのように振り返ります。

試合中、選手の動きやゴールを逐一彼女に伝えたのですが、彼女がそれを肌で感じていることが伝わってきてとても感動しました。

またSNSにはこのような投稿も。

私はボタフォゴFRのファンですが、CRフラメンゴのこの素晴らしい取り組みに拍手を送りたいと思います。

スポーツを通して人と人との繋がりを生み出したサッカークラブのCSR施策でした。

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