もしもモナ・リザに脚があったら? 世界的名画に“靴を履かせた”プリント広告

Case: Portraits Completed

靴のお手入れ製品ブランド「KIWI」が芸術的かつ遊び心溢れるプリント広告を実施し、今月開催された2017年カンヌライオンズのプリント&パブリッシング部門でゴールドとブロンズを受賞しました。

Kiwi Portraits Completed – Integrated Film from Nicolas Mejia on Vimeo.

着目したのは世界的名画と呼ばれる肖像画に欠けている“脚”の部分。脚を加筆することで肖像画(portraits)を完成(complete)させようと『Portraits Completed』と題したキャンペーンを実施しました。実際に出来上がったクリエイティブがこちらです。

フィンセント・ファン・ゴッホ:自画像(1989)

レオナルド・ダ・ヴィンチ:モナ・リザ(1503)

ポール・セザンヌ:ベレー帽の自画像(1900)

ピエール=オーギュスト・ルノワール:ジャンヌ・サマリーの肖像(1877)

レンブラント・ファン・レイン:自画像(1660)

フェルメール:真珠の耳飾りの少女(1665)

この斬新な絵画を披露する展示会を開催。「靴磨き用のワックス」の紹介を交えながら、絵画の歴史を説明するユーモラスな音声ガイドを用意し、大勢の人々に絵画鑑賞を楽しんでもらいました。

他にもこのクリエイティブを使ってバス停に広告を掲示したり…

美術館とも連携して、肖像画にスマートフォンをかざすと脚の部分が現れるアプリを制作。アプリからは直接同社のECサイトに遷移できるようにもなっていました。

芸術と広告を見事に融合させた遊び心溢れるプリント広告でした。

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