ハンガリーVodafone、人気の職業について“映画”と“実体験”から学べるイベントを開催

Case: Real Job Movie Nights

大手携帯キャリア・Vodafoneが、ハンガリーの若者を対象にしたユニークな職業紹介イベントを行いました。

これから就職活動を控えている彼らにとって、将来どんな職業に就くかはとても大切な問題ですが、「起業家は自分の時間がたくさん持てる」「弁護士はみな高給取りだ」などといった、映画やドラマによる表面的なイメージに左右されてしまいがち。

そこでVodafoneは週に1度、野外映画のイベントを開催。ハリウッドの有名映画の中から職業をテーマにした作品を選んで上映し、さらにその職のエキスパートを招いて学生たちと話をする機会を設けることにしたのです。

例えば2014年に公開され、アカデミー賞脚色賞を受賞した「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」では、第二次世界大戦中にナチス・ドイツが用いていた暗号器の解読に挑むイギリスの数学者が描かれていますが、この映画が終わった後に、ケンブリッジ大学の数学者が登場して日々の仕事について語りました。

また法廷劇の金字塔と言われる「十二人の怒れる男」の上映後には、司法に関わる仕事が実際にどのようなものなのかを解説。

メディアから受けたイメージとは異なる体験談を聴くことは、若者たちにとって非常に有意義な時間となると同時に、改めて自分の将来について考える良いきっかけとなったそうです。

憧れの仕事のやりがい、逆に大変な点などをきちんと理解しておけば、実際に就職してからのミスマッチを防ぐことができますし、離職率の低下にもつながるかもしれません。国の未来を担う若者たちのことを考えた、素晴らしい取り組みですね。


Real Job Movie Nights – Case Study from BOLD on Vimeo.

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