トラック運転手の帰りを待つ家族のために。フォードが開発したGPS付き“おかえりなさいカレンダー”
Case: Comeback calendar
米大手自動車メーカーのフォードがブラジルで作った斬新なカレンダーをご紹介。
トラック運転手の家族のために作られた、『おかえりなさいカレンダー(Comeback calendar)』がこちらです。
トラックの形をしている、見た目もかわいいこのカレンダー。
GPS機能を搭載することで、トラックの現在地がわかる仕様になっています。
トラックの運転手は、長ければ1週間以上など、一度仕事に出るとその間は家族と会うことができません。父や夫である運転手の帰りを家族は心待ちにしますが、何時に帰宅できるかは道路の状況等もあり、なかなか分からないもの。
そこでこの“おかえりなさいカレンダー”が、トラックが自宅まであと1マイルを切った所で、ランプを点滅させアラームを鳴らします。家族にいち早くその帰りを知らせてくれるのです。
この特別なカレンダーは、フォードトラックの優良顧客50名にプレゼント。トラックのメンテナンス中に手渡されました。
何百何千キロという長い道のりを走って荷物を運ぶ仕事はもちろん大変ですが、残された家族もまた、その帰りを待つという大きな荷物を背負っているようなもの。
運転手の家族の気持ちを汲み取り、カレンダーという形で表現したフォードのDM施策でした。
Comeback Calendar from GTB Brasil on Vimeo.
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