昼はブランドを宣伝。夜間はホームレスのベッドになる看板「Billbed」

Case: Homeless Billboard Beds

パキスタンのベッドマットレスメーカー・MoltyFoamが実施したユニークな看板広告事例をご紹介。

同国の主要都市では、平均して50万人ものホームレスがいるといいます。彼らの大半は出稼ぎ労働者。住む家がなく、夜間街中で寝るという生活をせざるを得ない暮らしをしています。

そんなホームレスのために、50年以上ベッドマットを作り続けてきたMoltyFoamは、道路脇に『ベッドに早変わりする看板(ビルボード)』、その名も「Billbed」を設置したのです。

昼はブランドを宣伝する役割を果たしますが、夜にはホームレスが自由にくるっと回転させて、ベッドとして利用ができるという代物。

同国内に150点設置されたこの「Billbed」企画は、メディアで大いに取り上げられるとともにSNSでも好意的な反響を集めました。

ベッドマットレスメーカーが取り組んだ、“ベッドになる看板”というアイディアは2015年カンヌライオンズでブロンズを受賞。

自らの事業、ブランドとリンクさせた、ユニークなCSRケースでした。

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