ユニセフのアンビエント施策 “最新式トイレ”と“10億人が使用するトイレ”をショールームに展示

Case: The Bathroom Store

私たちが日々当たり前のように使用しているトイレ。このトイレとはかけ離れた“トイレ”しかない生活を余儀なくされている人が世界には10億人もいることをご存知でしょうか?今回は、イギリスのトイレットペーパーブランドのAndrexとUnicefがタッグを組んで実施したアンビエント施策をご紹介します。

AndrexとUnicefがアンビエント施策の舞台に選んだのは、バスルームの展示場。

トイレはもちろんのことシャワーやジャグジーに至るまで最新のバスルーム設備を展示している会場の一角に、世界中で広く使われている“トイレ”を設置したのです。

何も知らず展示場を訪れた人々。皆、最新のバスルーム設備に目を輝かせ、あれやこれやと思いを膨らませています。

展示場の中でも最新型の設備を見せた後で、係員が見せたのが、世界中で未だ多くの人が使っているというこちらの“トイレ”。

先程までの表情は一変し、皆声を詰まらせ、表情をこわばらせます。

それはそのはず、“トイレ”と言われても、ただ土と雑草があるだけのスペース。実際には悪臭が漂いハエが舞っていると説明されます。

世界人口の実に6人に1人は、この信じがたい“トイレ”を使っていると言い、汚い水と不衛生な環境により、毎分1名の子供の命が失われているそうです。

Andrexのスペシャルパッケージ(ドネーションプログラム)を購入し、このような生活を余儀なくされている人へ支援の手を差し伸べることを訴求したアンビエント施策でした。

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