“消費量が落ち込む夏”に紅茶飲料を訴求する秘策 「午後の紅茶」のかき氷店が原宿にOPEN

Case: 午後の紅茶 × かき氷

キリンビバレッジの紅茶飲料「キリン 午後の紅茶」が今夏実施する、猛暑に嬉しいPR施策をご紹介します。

夏には手に取りづらいと言われる紅茶系飲料。今回そんなイメージを打破し、「紅茶」の新しい楽しみ方を提案するという狙いで、「キリン 午後の紅茶」による初のかき氷専門店を東京・原宿にオープンするという企画です。

六本木の人気かき氷店「KAKIGORI CAFE&BAR yelo」とのコラボレーションで実現したショップは、8月13日-8月23日の期間限定で、12時-19時の“午後の時間”だけ営業します。

同店で提供するのは、定番のストレートティー・レモンティー・ミルクティーの3フレーバーを凍らせたオリジナル氷を使った3種類のかき氷。

(左から「ストレートティー×マンゴー」「レモンティー×オレンジハニー」「ミルクティー×ピーチ」)

8月13日のオープン日にはスペシャルゲストも登場するそうで、来店するお客さんだけをコミュニケーションターゲットに据えているわけではなく、パブリシティ、SNSでのクチコミを通じたマスへの拡散・話題化を狙ったポップアップストア・プロモーションだとわかります。

同施策は4日午後に情報公開して、現在のところニュース・情報サイト、キュレーションサイトなどWebメディアで幅広くパブリシティを獲得するとともに、5日午前10時時点でTwitterでの拡散数は、記事に紐づくものだけで*約7,000件なされています。(*Buzzsumo調べ)

またツイートの質については、ヤフーが提供する「つぶやき感情分析」ツールで見ると、ポジティブなコメント付のツイートが多く、生活者の好意的な反響がうかがえます。

紅茶のまったく新しい飲み方(食し方?)を専門店とコラボレートして生活者へ提案することにより、「紅茶には暑い夏でもこんな楽しみ方もあるんだ」という気づきを与え、「つめたくて、おいしい夏に適した飲料」というイメージの刷り込みを意図したアイディアプロモーションでした。新しいマーケットの開拓がなるか…気になるところです。

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る