保険会社による説得力抜群のPR 「いつあなたの身に降りかかるかも分からない“万が一”に備えて火災保険を。」
Case: Fire
アルゼンチンの首都・ブエノスアイレス。とあるオフィスビルの一室から火の手が上がっています。さらに別の場所にある民家からも、燃え上がる大きな炎が。
何が起こったのかと人々は通りから眺めていますが、特に騒ぎになるわけでも、消防車が来るわけでもありません。
実はこれ、世界的保険会社であるチューリッヒによるアンビエントプロモーション。もちろん本当に火災が起きているわけではなく、光の演出で室内が燃えているように見せかけています。
そしてしばらくした後、突然炎が消えたかと思うと室内は一変、明るいリビングが映し出されます。と同時に、建物の壁に次のようなメッセージが投影されました。
NOTHING CHANGES IF YOU ARE WELL COVERED. ZURICH Fire Insurance(保険に入っていれば、あなたの人生は何も変わらないでしょう。チューリッヒ火災保険)
自宅が火災の被害にあうと、大切な住居が燃えてしまうだけではなく、家の中にある家具、家電、AV機器、さらに思い出の詰まった品々などまでもが消失してしまいます。
『チューリッヒの火災保険では、家具・家財までカバーしてありますので、万が一の場合でもきちんと保証を受けられ、新しい生活をすぐにスタートできますよ』ということを訴求しているわけですね。
このプロモーションが実施されるや否や、コールセンターには保険の内容に関する問い合わせが相次いだといいます。“燃えさかる家”を見せることで、火事は身近に起こり得るのだということを人々認識してもらい、そうなる前に保険に加入することを促した、説得力抜群の施策でした。
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