「顔がブルドッグみたいね」と友人に言えますか?“自身の美”に対する劣等感を吹き飛ばすDoveのドッキリ施策
Case: One Beautiful Thought
パーソナルケアブランド大手Doveは、“Real Beauty and loving oneself”(本物の美を見つけ、自分を好きになる)キャンペーンを継続して実施していますが、今回は“知らず知らずのうちに自分を傷つけている事を自覚し、自分自身に対する批判的な思いを断ち切ろう”とのメッセージを訴求するために、フランスで、ちょっとしたドッキリ施策を実施し、その様子を納めた動画を公開しました。
Doveが複数のフランス人女性に手渡したのは一冊のノート。これに、自分自身の“美”について思うままに書き記してもらいます。
フランス人女性と言えば、美の象徴的存在として世界中の女性の憧れの的であると言っても過言ではありませんが、そんな彼女たちが実際に記したのは、“自身の美”ではなく“自身の美に対するコンプレックス”ばかりでした。
こちらの女性は、“醜いと感じる。”と記し…
この女性は、“未だに乳歯が2本残っていて、笑うとネズミみたいでイヤ。”と記しました。
後日、彼女たちをとあるカフェに呼び出します。そこで彼女たちを待ち受けていたのは、2人の仕掛け人。
一見、カフェで何気ない会話をしている友達同士のように見えますが、よく聞くと、彼女たちがノートに記した“自身に向けた思い”を、一方が他方にビシバシ浴びせているではありませんか。
「まだ乳歯があるの?笑うとネズミみたいね。」「背すじを伸ばして座ってないと、お腹周りの肉が大変なことになってるわよ。」「一度でいいから、普通の体型のあなたを見てみたいわ。」など、耳を疑う痛烈な批判ばかり。
何の抵抗もなくこうした批判的な言葉をノートに書き留めた彼女たちも、改めて誰かに向けられているのを聞くと、そのひどすぎる言葉にはっとし、苦笑いを浮かべたり、中にはたまりかねて会話を止めに入る女性もいました。
自分たちが毎日のように自分自身に浴びせていた、言葉の暴力とも言える“痛烈な自己批判”がいかに自分を傷つけているか自覚し、聞くに堪えかねるこのような批判的な思いを断ち切り、他人に堂々と伝えることができるような“美しさを認める思い”を自身にも抱くことを伝えたドッキリ施策でした。
ドッキリを体験した女性たちは早くも“自分を好きになろう”との思いを新たにしたようです。たった一つでもいいから“心の底から美しいと思える想い”をシェアすることで、自分を、そして他人を好きになろうというキャンペーンでした。
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動画はコチラ
参考サイト
Creative Criminals
http://creativecriminals.com/dove/one-beautiful-thought
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