ブラジル人男性に眼科検診を受けてもらうための、ESPNによる秘策

Case: UEFA Champions League Eye test

WHO(世界保健機関)によると、様々な目の疾患のうち、およそ80%は定期検診や早期発見によって予防できたり、発症していても完治することができるといいます。しかしブラジルでは、男性の半数以上が自分に目の病気は関係ないと感じており、定期的な検診に行かないのだとか。

そこで世界最大のスポーツ専門チャンネル・ESPNでは、ブラジルにおいて男性の眼科受診率をあげるための施策を打ち出しました。

こちらはESPNが用意した移動検診車。特に変わったところはないようですが…ここでは視力検査に使われる記号が、あのアルファベットの「C」のようなマークではなく、“サッカー選手の写真”になっているのです。

下に行くにつれて選手の写真も徐々に小さくなっていき、どこまで見えるかによって視力を判定する、という仕組みは通常の視力検査と同じですね。

「クリスティアーノ・ロナウド!」「ロッベン、いや、イブラヒモビッチ!?」「アーセナルのユニフォームなんだけど…誰かは分からないなぁ」男性たちは夢中になって検査を受けている様子。

この他、チームのロゴを使用して色覚異常を調べたりと、サッカーファンには大いに楽しめる内容になっています。

この取り組みによって多くの人が検診を受け、またその大切さを周知することに成功しました。

健康診断が大切なのは誰もが分かっていること。それでもなかなか足が進まないのであれば、人々が自ら受けたくなるような仕掛けを考えよう!という発想が素晴らしいですね。

動画はコチラ

Eye Test – ESPN from Agência Africa on Vimeo.

参考サイト

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http://adsoftheworld.com/media/ambient/espn_uefa_champions_league_eye_test

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