LinkedInの『足跡機能』を活用した、米ドラマ「ストーカー」の待ち伏せPR
Case: Stalker viewed your profile
ベルギーの放送局・Vierがアメリカの人気ドラマ「Stalker(ストーカー)」の放送開始に合わせて実施した、ビジネスSNS LinkedInを活用したプロモーションをご紹介します。
世界中で3億人のユーザーを擁するSNS・LinkedInの最大の特徴は、『ビジネスに特化している』という点。優秀な人材を獲得したい企業と職を求める人のマッチングの場となっており、就職活動をする人は自分のプロフィールをはじめ、これまでの職歴やスキルなどを細かく登録していきます。
欧米では広く使われており、非常に便利なサービスですが、これは逆に言えばLinkedinには膨大な量の個人情報が公開されているということ。そこに着目したVierは、“ストーカー”という名前の架空のアカウントを作成し、およそ12,000人もの個人情報を次々と閲覧していったのです。
Linkedinにはフェイスブックなどとは異なり、自分のプロフィールページをいつ、誰が閲覧したかを知ることができる『足跡機能』が実装されています。
自分のページに訪れた“ストーカー”というユーザーを不思議に思い、逆にストーカーのプロフィールページを確認すると、そこにはドラマの宣伝と予告編の動画が掲載されていて、プロモーションの一部だったことが明かされる、という仕掛けです。
“ストーカー”のアカウントはわずか数日でLinkedInによって削除されましたが、このプロモーションに対する反響は大きく、ツイッターなどでも多くのインプレッションを得たそうです。
世界中で広く浸透しているSNSを使うことで、自分の身にも起こり得るかもしれない恐怖を体験させるプロモーションでした。
動画はコチラ
参考サイト
TREND HUNTER
http://www.trendhunter.com/trends/tv-marketing
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