世界初!“感情で入札する”オークション
Case: An auction based on emotions
世界中にファンを持つスウェーデンの老舗ガラス製品ブランド・コスタボダは、世界初となる“感情で入札する”オークションを実施して話題を呼んでいます。
今回オークションに出品されたのは下記の3作品。合計で34,000ドル(約340万円)相当の品物です。
入札会場に集まった303名のオークション参加者には、事前にいかなる出品情報も開示されておらず、作品は当日初めて目にすることになります。
入札は個室で一人ひとり行われます。個室に用意されているのは、心拍数と電気皮膚反応(GSR)を測定する機器。測定開始の準備が整ったところで、初めて目の前の出品作品がヴェールを脱ぎます。
出品作品を目の当りにして、その人が実際に“どのように感じるか?”
用意された測定器で入札参加者がアート作品を目にした時のリアクションを計測し、最も心が動き、感動した人が落札することができるというものです。
個室でのオークションの様子は、会場ロビーのモニターに映し出されており、参加者は他の人の“心の動き”を見守ります。
出品作のうち1作品を見事落札した女性のリアクションは以下の通り。アート作品を目にするやいなやすっかり心を奪われてしまったようで、感動のあまり目から涙が溢れだしました。
同社は、『アート作品は、最も高値を出した人ではなく、最も感動した人の手に渡るべきである』と言います。心からその良さを分かってくれる人に贈るという“入札額でなく、感情でビッドするオークション”という斬新な試みを通じて、ブランドの世界観/コンセプトを示唆するという施策でした。
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・オークションと絡めたプロモーション(まとめ)
動画はコチラ
参考サイト
PSFK
http://www.psfk.com/2014/07/art-auction-delves-into-emotions-rather-than-top-bids.html#!bpezi0
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