気付いてほしい、飢えに苦しむ子供たちがいることを。Instagramのグルメ写真を利用した啓発企画
Case: Food Photos Saves Lives
日々の食事やレストランなどで出てきた美味しそうな食べ物を写真に撮り、SNSに投稿することは非常に多くの人が行っていることですが、その一方で、アフリカやアジアの一部の国々では十分な食料を得られず、飢えと貧困に苦しむ人々がたくさんいます。
知ってはいるけれど、どこか遠い国で起きている出来事。そのように感じている人々に、途上国の現実をより身近に感じ取ってもらうため、ニュージーランドのユニセフではインスタグラムを活用した啓発キャンペーンを行いました。
まずはニジェール、アフガニスタンなど、食糧難で危機的な状況に置かれている実際の子供たちのアカウントを作成します。
そしてその子供たちのアカウントから、食べ物の投稿写真に「いいね!」を押します。
写真を投稿した人にしてみれば、知らない人が「いいね!」をしてくれると、それが誰なのか気になりますね。そこで子供たちのユーザーネームをクリックし、彼らのプロフィールのページを見ると、そこにはユニセフの特設HPのアドレスが記載されている、という仕掛けです。
サイトでは「RUTF(調理や容器の必要がなく、長期保存ができる高栄養食品。食糧や飲料水の確保が難しい地域で栄養失調に苦しむ人々への援助に使われます。)」と呼ばれる栄養食品を購入し、現地の子どもたちに寄付することができます。
さらにRUTFの写真を自分のウォールに投稿し、この取り組みを多くの人に知ってもらうことで、たくさんの命を救うことにつながっていきます。
ユニセフでは今回の施策を通じ、『私たちが美味しい食事をしているその瞬間にも、飢えに苦しんで子供たちがいるのだ』という事実を忘れてはならないと、呼びかけています。
ユニセフが手掛けた啓発広告に関心のある方は下記もご覧ください。
・ユニセフの刺さる広告/プロモーション(まとめ)
Instagramを活用した施策に関心のある方は下記もご覧ください。
・世界のInstagramを活用したプロモーション(まとめ)
動画はコチラ
参考サイト
Creative Criminals
http://creativecriminals.com/unicef/food-photos-saves-lives
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