「ゴッホの自画像」も超写実主義に変えてしまうメガネ
Case: Impressionism
フランスのパリでKelopticという眼鏡屋さんが、雑誌に出稿したプリント広告をご紹介。
代理店はY&R Paris。
今年の「One Show」でMerit Awardを受賞したクリエイティブがこちらです。
誰もが知っている後期印象派の代表的な作家フィンセント・ファン・ゴッホの絵画「自画像」に、メガネレンズの片方があてられていて、その部分だけがまるで写真のように“超リアルな絵”になっているという表現。
もう片側のレンズに書かれたコピーは以下の通り。
“Turning impressionism into hyperrealism.”(印象主義が超写実主義へと変わる)
鮮やかな色彩、自由なタッチでぼやけたようなビジュアルを特徴とする印象主義を、目が悪くて視界がぼやけた状態になぞらえたクリエイティブです。
「視力がよくなる、視界が明るくなるメガネを販売しています」というごくありふれたシンプルなメッセージを訴求する、一瞬で心を掴んでしまう素敵なプリント広告でした。
それにしてもゴッホって、こんなに男前だったんですね。この点も引き込まれる、いい突込み所です。
別バージョンは下記からご覧ください。
ゴッホの名画をパロディーした広告に関心のある方は下記もご覧ください。
・ゴッホの名画を起用した世界の広告(まとめ)
参考サイト
The One Club
http://www.oneclub.org/#olmag=/_ajax/archive/?action=arc_work&value=20392
Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/print/keloptic_impressionism_2
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