喫煙者のインサイトから生まれた、まったく新しい灰皿。
Case: Responsible ashtray
ブラジルのサンパウロで実施された喫煙者をターゲットにしたアンビエント広告をご紹介。「Instituto BemSer」というブラジルの禁煙プログラムを手掛ける団体がクライアントです。
彼らが目を付けたのはWHOが発表しているデータ。喫煙者の内、実は80%もの人々が禁煙を止めたいと思っているというインサイトを発見したのです。

そこでこの事実をもとに“Responsible Ashtray(責任ある灰皿)”という名の、パイグラフのカタチをした灰皿を制作。

3Dプリンタで加工を行い、それらにひとつひとつ色づけをしていきました。

タバコを吸う人のみが接する灰皿を“彼らへのメディア”に変えて、30ヶ所のバーに設置。

「喫煙者のうち、本当にたばこを吸い続けたい人はたった20%です」ということを非常に刺さるタッチポイントで伝えることに成功しました。

結果、彼らの内「禁煙プログラムに参加したい」という人が34%も増加したそうです。
灰皿を変える。たったそれだけで社会に大きな変化をつくったアンビエント広告でした。
参考サイト
Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/instituto_bemser_responsible_ashtray
記事をブックマークする
記事をブックマーク済み
1