全ての人に色を楽しむ権利がある。スポーツ用品店が制作した“点字札”
Case: Braille clothing tags
スポーツ用品ブランド・Rip Curl Proは、“全ての人に色を楽しむ権利がある”とのメッセージを訴求するため、ポーランドのショップで、商品に“点字札”を付けるという試みを実施しました。
例え自分の目で見ることができない視覚障碍者にとっても、色は大切であると語りかけるのは、ポーランド人の視覚障碍者で初めて最高峰キリマンジャロの登頂に成功したDawell Urbanski氏。
傍に人がいれば、何色であるのかすぐ聞くことはできますが、人がいないと、セルフショットを撮影して友人に送って教えてもらったり、スカイプでビデオ通話をして色を教えてもらったりしなければならないなど、単に色を知るという作業がいかに彼らにとっては手間が係る作業であるのかを語ります。
そんな視覚障碍者のインサイトに着目してRip Curl Proが制作したのは、シンプルに商品の色情報だけをプリントした布製の“点字札”。これを全商品のタグに貼り付けました。
“点字札”は簡単にタグからはがすことができ、商品購入後は“点字札”を商品に直接縫い付けることで、愛用期間中長く商品の色情報を簡単に確認することができるようになっています。
誰かに頼らず自分で確認することができることは、気分的に非常に楽だと語るUrbanski氏。
“全ての人に色を楽しんでもらいたい”という願いが込められた素敵なプロモーションでした。
動画はコチラ
参考サイト
Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/dm/rip_curl_pro_braille_clothing_tags
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