ヘルメット着用率の向上に挑む“ヘルメットを被らないと動かない”バイク
Case: The Good Road
1億3000万台ものオートバイが広大な大地を行き交うというインド。若者を中心に普及率が高く、走行台数が増加していますが、一方でヘルメットの着用率は非常に低く、頭部損傷により命を落とす事故が後を絶ちません。
インド南部カルナータ州の州都バンガロールでは、そのうち320万台のバイクが走行しているといいます。この街でもヘルメットの着用率は低く、ヘルメットを被っている人はほとんど見かけません。
そんな中バンガロール交通警察は、ヘルメットの着用率を向上させるために世にも珍しい『ヘルメットが鍵になった』バイクを開発しました。
こちらはヘルメットを被ることにより、はじめてエンジンがかかるような仕様になっています。
また、ヘルメットを脱ぐと自動的にエンジンを切るという仕組みです。
ヘルメット未着用が原因で、毎日約90人もの人が命を落としているというインド。
開発当局は“ヘルメットを着用しなければ動かないバイク”をSNS等で積極的にシェアすることを呼びかけており、ヘルメットの着用率の向上、ひいてはバイク事故減少に向けた対応策の一つとして強化しているそうです。
人々の意識を変えることが難しいのであれば、“仕組みを変えてしまおう”という発想ですね。
動画はコチラ
参考サイト
Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/online/bangalore_traffic_police_castrol_the_good_road
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