最後の手段はこれ。過激なブラックユーモアが光る旅行鞄の広告
Case: Samsonite
旅行鞄ブランドのサムソナイトがマレーシアで制作した広告をご紹介。
“セキュリティがしっかりしていて、他人が強引に開けることができない”という商品性能を訴求するためのクリエイティブです。全3種類。Samsonite
イスに座らされているおばあちゃん。
口元にはマイクが据え付けられ、サングラスをかけた悪そうな男が銃を突きつけています。
キャッチコピーは、
THERE IS ONLY ONE WAY TO OPEN A SAMSONITE.
(Samsoniteを開ける唯一の方法)
強引に開けることができないので、本人に開ける方法を吐かせるしかない。そのために銃を突きつけ、脅しているというなんともブラックな広告です。
続いての広告も同じくブラックなアプローチ。
留置所に入れられ、2人の屈強そうな警察官らしき男に、「早くSamsoniteを開ける方法を自白するんだ!」と言わんばかりの勢いで詰め寄られる男性。まるで映画のワンシーンのようです。
最後は、一番刺激的かもしれません。
目隠しをされ、腕を拘束され、闇医者らしき男に自白剤を打たれようとしている男性。後ろにはさりげなくスーツケースを持った悪玉が佇んでいます。
ここまでしないと、開けることができないくらいセキュリティがしっかりしてますよ、と示唆しています。
印象に残りますし、訴求ポイントは伝わるのですが、なかなか物議を醸し出しそうな広告ですね。しかし、それを承知でこの広告企画を実施する「Samsonite」は、懐が深い気がします。
参考サイト
Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/print/samsonite_hypnotize
http://adsoftheworld.com/media/print/samsonite_torture
http://adsoftheworld.com/media/print/samsonite_interrogate
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