自分を守れるのは自分しかいない。新しいスタイルの乳がん啓発キャンペーン

Case: Touch Yourself

日本では全女性の15人に1人が発症するともいわれる病、乳がん。早期発見すればその治癒率は高い病気でもありますが、初期の自覚症状が乏しいことでも知られています。

本日は、そんな乳がんの早期発見を啓発するキャンペーンをご紹介します。

今回のキャンペーンでは、女性が“自分自身で胸を触診することで早期発見に繋げられる”ということを訴求すべく、Facebookを活用したオンラインキャンペーンとして行われました。

キャンペーン名は、“Touch Yourself”。

キャンペーンの流れは、参加者がまず、自分で胸を触って触診することを約束(宣言)します。そして14枚のポストカード(触診を行う決意を示すデザインがなされた)から1枚を選びます。最後にその選んだポストカードを家族や友人へとシェアするという流れです。

シェアするのは男性は女性に、女性は男性にという仕組みになっており、身近な女性の健康を気にすることは男性にとっても大事なことであることを同時に啓蒙しています。

シェアされるポストカードは、ちょっとコミカルなアプローチもあれば、シリアスな語り口もあり、いろんな人の目に留まるよう様々なバリエーションが用意されています。

このキャンペーンは数千人にもシェアされ、たくさんの人にセルフチェックをするという約束を取り付けることができました。

伝えたい想いが認められれば、勢いよく拡散されるソーシャル・ネットワークのメリットを、効果的に活用したキャンペーンだと思います。

参考サイト

Touch yourself
https://apps.facebook.com/touchyourself/
Mashable
http://mashable.com/2012/10/18/touch-yourself/

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