最新のフェイス・トラッキング技術を駆使した「ぴんとこな」番宣ブース “歌舞伎のバーチャル体験”
Case:歌舞伎フェイス・トラッキング
毎年恒例となるTBSの番組祭り『夏サカス』では、歌舞伎の世界を舞台とした新ドラマ「ぴんとこな」への興味関心を高めるべく、あるユニークな番宣特設ブースが設置されました。
この特設ブースは、歌舞伎そのものに親しみを抱かせることを狙いとし、画像解析の最新技術「フェイス・トラッキング」を駆使して「誰でも歌舞伎役者になれる」バーチャル体験ができるというもの。
「フェイス・トラッキング」とは、人の顔をスキャンしてその頂点情報を読み込み、顔の移動や変化をリアルタイムで追跡する技術。
特設ブース内のカメラで撮影した映像から参加者の顔を見分け、顔の傾きや大きさ、目・鼻・口を立体的に検知し、“歌舞伎役者メイク”を施した姿となって投影されます。
参加者の顔には、歌舞伎独特の化粧法である「隈取り」をかたどった映像を合成。
自分の顔が徐々に歌舞伎役者に変わっていく様は、まるで自分が歌舞伎役者になったかのようです。
制作協力は、東京駅プロジェクションマッピングのCG制作等を手がけたP.I.C.S.社と、2013年カンヌ広告祭にてPerfumeのパフォーマンスで斬新な仕掛けを行ったクリエイティブ集団・ライゾマティクス社。
日本の伝統芸能に馴染みの薄い若者にも、歌舞伎の世界がちょっと近くなったのではないでしょうか。
ドラマの世界観を“体験”させてしまおうという発想も、最新の技術をもってすれば実現するんですね。
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参考サイト
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